omit
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
omit はラテン語の omittere(ob-「離れて」+ mittere「送る・放つ」)に由来し、「本来そこにあるべきものを意図的に外へ出さずにおく」というのがコアイメージです。偶然の見落としではなく、ある対象を意識的・選択的にスコープの外に置く感覚があります。文章から語句を「省く」のも、行動をすべき場面でしない(「怠る」)のも、「本来含めるべき・すべきものをあえて除外する」という共通のコアが貫いています。完全な削除や忘れとは異なり、判断を伴う「外しておく」行為である点が重要です。
2意味一覧
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動詞
(文章・リストなどから)省く、抜かす
本来含めるべき情報や要素を、意図的にその範囲の外に出すイメージ。書き漏らしや削除に限らず、口頭での説明でも使われる。 -
動詞
書き落とす、記載しない
文書・原稿において、入れるべき内容を意図的あるいは不注意で外に置いてしまうことで、コアイメージの「除外」がそのまま表れている。 -
動詞
(すべきことを)怠る、しないままにする
行動の文脈では「本来すべき行為をスコープの外に置いて実行しない」という意味になる。neglect よりも一回限りの不実行を指すことが多い。 -
動詞
(意図的に)触れない、言及しない
話題や事実をあえて言及しないことも「外に出さない」コアイメージから自然に導かれる。隠蔽とまでは言えないが、選択的に外す微妙なニュアンスを持つ。
3例文
4よくある間違い・注意点
omit to do と omit doing はニュアンスが異なる。omit to do は「すべきことをしなかった(怠った)」という意味が強く、omit doing は「〜することを省いた(手順を飛ばした)」という意味になる。混同しないよう注意。
forget(うっかり忘れる)や overlook(見落とす)と違い、omit には「意識的・選択的に外す」という含意がある。完全な無意識の見落としには使いにくい点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| exclude | omit が「本来あるべきものを取り除く・外す」のに対し、exclude は「特定のものをカテゴリや集合から締め出す」意味合いが強く、より能動的・排他的なニュアンスがある。 |
| skip | skip はカジュアルな語で「(順番・手順を)飛ばす」感覚。omit より意図の重みが軽く、日常的な文脈で使われやすい。 |
| neglect | neglect は義務や責任を継続的に「なおざりにする・ないがしろにする」ニュアンスが強い。omit は一回的な不実行に使われることが多い点で異なる。 |
| leave out | leave out は omit とほぼ同義だが、よりくだけた口語的表現。どんな文脈でも使いやすく、文体の制約が少ない。 |
対義語: include、mention、insert、add
6派生語・関連語
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omission
名詞
省略、脱落、怠慢;省かれたもの
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omissible
形容詞
省略できる、省いてもよい
7コロケーション
- omit A from B(AをBから省く)
- omit to do(〜することを怠る・しないままにする)
- omit details / information(詳細・情報を省略する)
8確認テスト
「The witness omitted to report the incident to the police immediately.」
① その証人は事件を警察にすぐに報告することを怠った。
② その証人は事件の報告を警察から省いた。
③ その証人は警察への報告書から事件を削除した。
④ その証人は事件のことをすっかり忘れてしまった。
① が正解。omit to do は「すべき行為をしないままにする・怠る」という意味。②③は「文書から省く」のニュアンスになり文脈に合わない。④の forget(うっかり忘れる)は意図性がなく、omit のコアイメージ「意図的・選択的に外す」と異なる。
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