wallet
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
walletは、もともと中世英語で「旅人が食料や道具を入れて持ち歩く革製の袋」を指していた。そのコアイメージは「薄く折り畳んで携帯できる、個人の大切なものを収納する入れ物」である。現代では主に紙幣・クレジットカード・身分証明書などを入れる「二つ折り財布」を指す。日本語の「財布」は小銭入れも含む広い概念だが、walletは基本的に「折り畳み式の薄型入れ物」というイメージが強く、コインを入れるものはpurseやcoin purseと区別することが多い。デジタル時代には「デジタルウォレット(電子決済アカウント)」の意味でも使われるが、これも「個人の金融情報を集約して持ち歩く」というコアイメージから来ている。
2意味一覧
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名
(折り畳み式の)財布、札入れ
紙幣やカード類を折り畳んで携帯するための薄型の入れ物というコアイメージそのまま。日本語の「財布」より小銭入れの機能は薄く、主に紙幣・カード収納を指す。 -
名
電子ウォレット、デジタル財布(仮想通貨・電子決済のアカウント)
「個人の金融情報を集約して管理する場所」というイメージが、デジタル領域に拡張されたもの。crypto walletやdigital walletとして近年急増している用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
日本語の「財布」=walletと思い込みがちだが、小銭入れはcoin purse、女性用の手持ち財布はpurseと区別される。「財布を忘れた」をI forgot my purseと言ってしまうと、女性用ハンドバッグを忘れたというニュアンスになるため、性別問わずI forgot my walletが無難。
“hit someone in the wallet” や “open one’s wallet” のように、walletが「金銭的余裕・懐具合」を比喩する慣用表現も頻出。この文脈で「財布」と直訳すると不自然になるので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| purse | 主にイギリス英語で小銭入れや財布全般を指し、アメリカ英語では女性用ハンドバッグを意味することが多い。walletより用途・性別の含意が強い。 |
| billfold | アメリカ英語でwalletとほぼ同義。「bill(紙幣)をfold(折る)もの」という構造が語に表れており、walletより口語的でやや古風な響き。 |
| pocketbook | アメリカ英語の古い表現で財布や小型ハンドバッグを指す。現代ではwalletより文語的・比喩的(「家計」の意)に使われることが多い。 |
6派生語・関連語
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e-wallet / digital wallet
名
電子ウォレット、スマートフォン等を使った電子決済アカウント -
crypto wallet
名
仮想通貨ウォレット(暗号資産の管理アカウント)
7コロケーション
- lose one’s wallet(財布をなくす)
- open one’s wallet(財布を開く=お金を出す・奮発する)
- digital / crypto wallet(電子・仮想通貨ウォレット)
8確認テスト
“The sudden rise in fuel prices is hitting ordinary families hard in the wallet.”
① バッグ
② 財布の中身
③ 懐・家計
④ 銀行口座
③「懐・家計」が正解。この文では「燃料価格の急騰が一般家庭の懐を直撃している」という意味。walletのコアイメージである「個人の金融的な資産を収める場所」が比喩的に拡張され、「家計・財政状況」を表している。②も近いが、「財布の中身」では文脈として不自然で比喩のニュアンスが弱い。このように物理的な財布以外の意味でも使われることを覚えておこう。
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