upbringing
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
upbringing は up(上へ・成長の方向)と bring(連れてくる・育てる)が組み合わさった名詞。「子どもを一人前に育て上げる」という一連のプロセス全体を指す。単なる「しつけ」の瞬間的行為ではなく、幼少期から成人になるまでの家庭環境・価値観・習慣の形成を含む、長期的・総合的な「育ちの過程」がコアイメージ。その結果として身についた性格や価値観も含意されるため、「この人がこうなったのはその育ち方のせいだ」という因果関係を語るときによく使われる。日本語で言う「家庭教育」「育ち」「素養」など幅広い訳がこのコアから生まれる。
2意味一覧
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名詞
養育・育ち(方)
子どもを「上へ向かって育て上げる」長期プロセスそのものを指す最も基本的な意味。家庭で受けた養育全般を表す。 -
名詞
しつけ・家庭教育
育て上げる過程で植え付けられる規範・礼儀・価値観に焦点が当たるとき、「しつけ」や「家庭教育」と訳すとぴったりくる。 -
名詞
生い立ち・素養
「どのように育てられたか」という背景が現在の人格や行動様式を説明するとき、「生い立ち」「素養」という訳が自然に当てはまる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「しつけ」と訳すと単発の行為(叱る・教える)のイメージになりがちだが、upbringing は幼少期全体にわたる長期的プロセスを指す。discipline(規律・しつけの行為)と混同しないよう注意。
upbringing は過去から現在への影響を語る文脈で使われることが多く、現在進行中の子育て行為には child-rearing や parenting の方が適切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| nurture | 育む・養う行為・環境そのものに焦点を当て、より感情的・愛情的な養育を含意する。upbringing より広く「自然(nature)vs 環境(nurture)」の文脈でも使われる。 |
| rearing | 子どもや動物を「育てる行為・方法」に焦点が当たり、より中立・客観的。upbringing が「育ちの結果身についたもの」まで含むのに対し、rearing は養育行為そのものに近い。 |
| background | 家庭・教育・文化的な出自など広い「背景」全般を指す。upbringing が「育てられ方のプロセス」に限定されるのに対し、background は社会的地位や国籍なども含む広い概念。 |
対義語: neglect(育児放棄)、abandonment(遺棄)
6派生語・関連語
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bring up
動詞句
〜を育てる・養育する(upbringing の動詞形の元になった表現)
7コロケーション
- strict upbringing(厳格な育ち方)
- privileged / sheltered upbringing(恵まれた/世間知らずな育ち方)
- have a … upbringing(〜な育ち方をする)
8確認テスト
“His upbringing in a multilingual household gave him an instinctive feel for languages.”
① 彼の家庭でのしつけが、言語感覚を身につけさせた。
② 多言語が飛び交う家庭で育ったという生い立ちが、彼に言語への直感的な感覚を与えた。
③ 多言語を話す家族の存在が、彼に言語の才能をもたらした。
④ 幼少期の訓練が、言語の習得を可能にした。
② 「upbringing in a multilingual household」は『多言語環境の家庭で育てられた過程・生い立ち』全体を指しており、その長期的背景が現在の能力に影響しているというコアイメージが最もよく表れている。①は「しつけ」という瞬間的行為のニュアンスが強すぎ、③は upbringing ではなく家族そのものを主語にした説明になっており、④は「訓練」という意図的行為に限定されすぎている。
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