
目次
- 特別企画|第一回共通テストの振り返り
- 【速報】2021年度共通テスト物理の総評・難易度
- 共通テスト物理の特徴(正式発表)
- 共通テストの物理の配点(正式発表)
- 共通テストの物理の解答時間(正式発表)
- 共通テストの物理の解答方法(正式発表)
- 共通テストの物理の大問数(正式発表)
- 共通テストの物理の設問形式(試行調査とセンター試験の比較)
- 共通テストの物理の問題設定(試行調査とセンター試験の比較)
- 共通テストの物理の難易度(試行調査とセンター試験の比較)
- 共通テストの物理対策
- 共通テストの物理対策|参考書・問題集
- 共通テストの物理|予想問題集
- 共通テストの物理|直前対策
- 「【決定版】共通テスト物理で9割取る対策・勉強法・参考書・問題集(問題・正解・総評あり)」に関するQ&A
特別企画|第一回共通テストの振り返り

【速報】2021年度共通テスト物理の総評・難易度
※松濤舎生徒の自己採点結果、予想平均点を踏まえた総評・難易度です。
・難易度:やや難
・総評:試行調査では平均点が大幅に下がりましたが、共通テスト本番では、初見のグラフや図が出たことや、大問で原子分野からの出題があったこともあり、やや難化しました。生徒の得点状況は、河合塾の共通テスト模試(オンライン受験)、Z会の実戦模試(やや難易度が高い)とほぼ同じでした。
2021年度共通テスト物理(問題)
2021年度共通テスト物理(正解)
共通テスト物理の特徴(正式発表)
共通テスト物理の「問題作成の方針」には下記のような記載がありました。
- 科学の基本的な概念や原理・法則に基づく深い理解を重視し、自然の事物や現象から本質的な情報を見出し、課題解決に向けて主体的に考察・推論する過程を重視しています。
- 問題作成にあたっては、受験者が既知でない資料を用いた分析的・総合的な考察力や、観察・実験・調査結果を数学的手法で分析・解釈する力を問う問題が含まれます。
要するに、身近なテーマを題材にした問題や計算問題、グラフの読み取り問題、実験問題が増える可能性が高いということです。
このような「身近なテーマ」を題材とした問題では、問題の本質が隠されるため、それだけで難易度が上がります。一方、本質を理解している人にとっては却って難易度が下がるとも言えます。
参考:大学入試センター|大学入学共通テスト
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/index.html
共通テストの物理の配点(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 配点:100点
共通テストの物理の解答時間(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答時間:60分
共通テストの物理の解答方法(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答方法:全問マーク式
共通テストの物理の大問数(正式発表)
- 大問の選択がなくなる(全問必答)
「センター試験で出題されてきた理科の選択問題については、設定しないこととする」と大学入試センターが公表したとおり、全大問が必答となります。
センター試験は「大問7題(大問1~4:必答、大問5~6:1つ選択)」という形式でしたが、試行調査では大問4題が必答でした。
共通テストの物理の設問形式(試行調査とセンター試験の比較)
「正解がいくつあるかわからない問題」「計算結果の数値を直接マークする問題」が新たに出題されていました。
問題数が減ったものの、このような設問形式の変更も影響し回答時間は相当タイトでした(後述のとおり、平均点は大変低かったです)
共通テストの物理の問題設定(試行調査とセンター試験の比較)
試行調査では、具体的な実験場面や、それをもとに生徒が議論するような問題設定が登場しました。
この手の問題はセンター試験では登場しなかったため、試行調査や予想問題集で対策しておく必要があります。
共通テストの物理の難易度(試行調査とセンター試験の比較)
試験 | 得点率 |
---|---|
第2回試行調査 | 38.54% |
センター試験本試験(過去5年の平均) | 60.92% |
試行調査では平均点が大きく下がりました。センター試験は平均点が60点になるよう難易度調整されていましたので、共通テスト本番は試行調査より難易度を下げた出題がされると予想されます。
特に、「正解がいくつあるかわからない問題」では正答率が13.36%、「数値を直接マークする問題」は正答率が9.98%と大変低かったようです。
共通テストの物理対策
個別試験対策がメイン。「教科書傍用問題集」がオススメ
個別試験対策を行っていれば、知識量が不足することはまずありません。松濤舎では「宇宙一わかりやすい高校物理」と「エクセル物理」をボトムアップ問題集として指定していますが、これだけで満点近く取ることが可能です。
個別試験で物理がない場合は、センサー物理やセミナー物理のような学校指定の教科書傍用問題集を1冊仕上げたらOKです。参考書として「宇宙一わかりやすい高校物理」を手元に置いておくと便利です。
センター過去問、共通テスト模試、予想問題集を
センター試験でも、思考力を問うような問題は数多く出題されています。そういった問題は解いておくとよいでしょう。
【2020年度】物理(本試験)大問2-A
【2020年度】物理(本試験)大問1問2
【2019年度】物理(本試験)大問1問3, 大問3問2
【2019年度】物理(本試験)大問3問3,4
【2018年度】物理(本試験)大問6問3
【2017年度】物理(本試験)大問6問1
【2015年度】物理(本試験)大問1問1 など
最終的に、共通テスト模試、予想問題集を使って形式慣れしておきましょう。
共通テストの物理対策|参考書・問題集
参考書
問題集
共通テストの物理|予想問題集
過去問がないに等しいこと、そしてどんな形式で出題されても動揺しないために、予想問題集は必須となります。Z会の共通テスト実戦模試を使うことをオススメします。
共通テストの物理|直前対策
「【決定版】共通テスト物理で9割取る対策・勉強法・参考書・問題集(問題・正解・総評あり)」に関するQ&A
- 共通テスト物理の特徴は何ですか?
- 共通テスト物理は、科学的探究過程を重視し、基本的な概念や原理の理解を問う問題が多いです。身近なテーマを題材にした問題が増え、計算やグラフの読み取り、実験問題が出題される傾向があります。
- 共通テスト物理の配点はどのようになっていますか?
- 共通テスト物理の配点は100点で、センター試験と同様です。全問必答形式で、受験者は全ての問題に回答する必要があります。
- 共通テスト物理の解答時間はどれくらいですか?
- 共通テスト物理の解答時間は60分です。センター試験と同じく、全問マーク式で解答します。
- 共通テスト物理の問題形式にはどのようなものがありますか?
- 共通テスト物理では、「正解がいくつあるかわからない問題」や「計算結果を直接マークする問題」が新たに出題されています。これにより、回答時間がタイトになっています。
- 共通テスト物理の難易度はどのように変化していますか?
- 共通テスト物理は、試行調査よりも難易度が下がると予想されますが、特に新しい問題形式に対する正答率は低く、難化する可能性があります。
- 共通テスト物理の対策にはどのような参考書が推奨されますか?
- 「宇宙一わかりやすい高校物理」や「エクセル物理」が推奨されます。これらの参考書を使って基礎を固めることが重要です。
- 共通テスト物理の直前対策には何を行うべきですか?
- 直前期には、過去問や模試を解くことで形式に慣れることが重要です。また、心構えや注意点を確認しておくことも大切です。
- 共通テスト物理の問題設定にはどのような特徴がありますか?
- 問題設定には具体的な実験場面や議論を促す内容が含まれ、センター試験にはなかった形式の問題が増えています。
- 共通テスト物理の得点率はどのようになっていますか?
- 試行調査では平均点が38.54%と低く、センター試験の過去5年の平均点は60.92%でした。新しい形式の問題に対する正答率も低くなっています。
- 共通テスト物理の勉強法にはどのようなポイントがありますか?
- 個別試験対策を行いながら、センター過去問や共通テスト模試を解くことで思考力を養うことが重要です。問題形式に慣れることが合格への鍵です。