thread
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
threadのコアイメージは「細く長く、途切れずに続いているもの」。物理的な糸(縫い糸や蜘蛛の巣の糸)はまさにその典型だが、このイメージは抽象的な世界にも広がる。「話の筋道」「議論の流れ」「希望のかすかな光」など、細くても切れずにつながっているものすべてにthreadが使われる。さらに動詞としては「糸を通す」→「細い隙間を縫って進む」という意味にもなる。インターネット掲示板の「スレッド(スレ)」もこの語で、一連の投稿が1本の糸のようにつながっている様子を表している。「細さ」と「連続性」が根底に流れる共通イメージである。
2意味一覧
-
名
糸(縫い糸・繊維の糸)
細く長く連続してつながる物理的な糸そのもの。コアイメージの最も直接的な表れ。 -
名
(かすかな・細い)筋、一筋のもの
光・煙・希望など、糸のように細く伸びているものを指す。「a thread of hope(一筋の希望)」のように、かすかさ・細さが強調される。 -
名
(話・議論・物語の)筋道、脈絡
話や議論が糸のように1本の流れとして続いている様子。「lose the thread(話の筋を見失う)」のように使う。 -
名
(インターネット掲示板の)スレッド、一連の投稿
一連のコメントが糸のようにつながって続く様子から。デジタル時代に生まれた重要な現代的用法。 -
動
(針に)糸を通す;(細い場所を)縫うように進む
「細いものを細い隙間に通す」というイメージ。thread one’s way through a crowd(人混みをかき分けて進む)のように使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
「糸」という訳語だけを覚えると、「a thread of light(一筋の光)」「lose the thread(話の筋を見失う)」「thread through a crowd(人混みをかき分ける)」などの重要な用法を見落とす。「細く連続してつながるもの」というコアイメージから意味を導くことが重要。
動詞用法のthread one’s way through 〜は入試頻出表現だが、「糸」の意味しか知らないと文脈で意味が取れない。「細い隙間を縫って進む」と覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| string | より太めの「ひも・弦」を指し、threadより硬さや張りがあるニュアンス。抽象的な「筋道」の意味ではあまり使わない。 |
| strand | rope・hair・DNA など、複数本が撚り合わさるものの「1本の繊維」に注目する語。threadより素材の一成分という意味合いが強い。 |
| trace | 「かすかな痕跡・微量」を表し、threadの「細い一筋」と近いが、traceは量の少なさ・残留に焦点がある。a trace of hopeとも言えるがthreadより物理的な痕跡感が出る。 |
対義語: bulk(かたまり)、mass(塊・大量)
6派生語・関連語
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threaded
形
糸が通された;(ネジなどが)螺旋状の溝がある -
threadbare
形
(布が)糸が見えるほど擦り切れた;(議論・口実が)使い古された、陳腐な -
unthread
動
(針から)糸を抜く;縫い通したものを解く
7コロケーション
- lose the thread of 〜(〜の話の筋を見失う)
- a thread of light / hope(一筋の光 / 希望)
- thread one’s way through 〜(〜を縫うように進む)
8確認テスト
“The professor was so interrupted by questions that he completely lost the thread of his lecture.”
① 講義のレジュメ
② 講義の話の筋道
③ 講義への興味・関心
④ 講義の録音データ
②「講義の話の筋道」が正解。threadは「細く連続してつながる流れ」を意味し、lose the thread of 〜で「〜の話の脈絡・筋道を見失う」という定番表現。質問で何度も中断されたために講義の流れ(糸)が切れてしまったというイメージ。①③④はどれもthreadのコアイメージから外れる。
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