protect
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
protectはラテン語のprotegere(前に=pro + 覆う=tegere)に由来し、「前に盾を置いて覆い守る」イメージが根底にある。危険・脅威・損害となるものが対象に届かないよう、外側から包み込んだり遮ったりするニュアンスが共通している。子供を守る・環境を守る・特許で権利を守るといった文脈すべてに共通するのは「何か有害なものを外から遮断する意図的な行為」である。単に危険を避けるのではなく、守るべき対象のそばに立って積極的に防ぐというイメージが重要。日本語の「守る」より行為としての能動性・継続性が強い。
2意味一覧
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動
(危険・害などから)守る、保護する
外側から覆って害が届かないようにするコアイメージがそのまま「守る・保護する」に対応する。最も基本的な用法。 -
動
(攻撃・侵害を)防ぐ、防護する
脅威が具体的に迫っている状況で「盾で遮断する」コアイメージが「防ぐ」という訳になる。 -
動
(法律・制度などで)保障する、保全する
権利や利益に対して法や制度が「覆い盾となる」ことで、侵害されないようにするというコアイメージが「保障する・保全する」に広がる。 -
動
(国内産業を)保護する(貿易・経済文脈)
外国からの競争という「脅威」を遮断して国内産業を覆い守るコアイメージの経済分野への応用。経済学の文脈でよく出現し、見落とされがちな重要用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
protect A from B(AをBから守る)という構文を覚えておくこと。fromを省略してprotect Aだけで使われる場合も多いが、何から守るのかの文脈は常に意識する。「defend」と混同しがちだが、protectは「害が届かないよう覆う・予防的に守る」ニュアンスが強く、defendは「攻撃に対して積極的に応戦・反撃する」ニュアンスが強い。
「保護する」と機械的に訳してしまうと文意を取り違えることがある。特に法律・経済文脈では「保障する・保全する・保護貿易」など日本語訳が変わる。コアイメージから自分で訳を導く習慣をつけること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| defend | 攻撃に対して積極的に応戦・反撃するニュアンスが強い。protectが「覆って予防的に守る」のに対し、defendは「敵を押し返す・議論で反論する」場面でも使われる。 |
| guard | 警戒して見張り番として守るイメージ。監視・巡回など継続的な番人行為を連想させる。protectより「見張り続ける」感が強い。 |
| shield | 盾を間に立てて文字通り遮断するイメージ。protectよりも物理的・視覚的な「盾になる」ニュアンスが強く、比喩的にも使われる。 |
| preserve | 現状を損なわずそのまま保つ・維持するニュアンスが強い。環境や文化の保全など「今の状態を壊さずに守り続ける」文脈で使われる。 |
対義語: endanger、expose、threaten、harm
6派生語・関連語
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protection
名
保護、防護、保障 -
protective
形
保護の、防護用の;(人が)過保護な
-
protector
名
保護者、守る人・もの;防護具 -
protectionism
名
(経済)保護貿易主義
7コロケーション
- protect A from B(AをBから守る)
- protect the environment(環境を守る)
- protect one’s rights(権利を守る・保障する)
8確認テスト
“The new law is designed to protect consumers from fraudulent companies.”
① 消費者を詐欺的な企業から罰する
② 消費者を詐欺的な企業から守る
③ 消費者が詐欺的な企業を支持する
④ 消費者を詐欺的な企業に引き渡す
②「消費者を詐欺的な企業から守る」が正解。protect A from Bの構文で、法律という「盾」が消費者(守られる対象)と詐欺企業(害)の間に立つというコアイメージが表れている。①はpunishの意味、③④はまったく逆方向のニュアンスであり、外側から覆って害を遮断するprotectのコアイメージとは一致しない。
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