despite
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
despiteの語源はラテン語のdespectus(見下す、軽視する)にさかのぼる。「それを意に介さず、眼中に置かず」というニュアンスが根底にある。つまり、あるハードル・障害・逆条件が「そこに確かに存在している」のに、それを無視して・押しのけて物事が進んでいくイメージだ。日本語の「〜にもかかわらず」はその結果として最も自然な訳語にすぎない。大切なのは「障害の存在を認めつつ、それに屈しない」という緊張感であり、単なる逆接ではなく「抵抗・克服」の含意がある点がdespiteの本質である。
2意味一覧
-
前置詞
〜にもかかわらず/〜を意に介さず
「障害を押しのけて」というコアから、「その条件がありながらも、それに負けずに」という意味が生まれる。後ろには名詞・動名詞が続く。 -
前置詞(despite oneself)
我ながら〜してしまった/思わず〜した
「自分自身の意思・理性を押しのけて」という方向に使われる慣用表現。自分でも止められなかった行動や感情を描写する際に使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
despite は前置詞なので、直後に動詞の原形や that節を置くのは誤り。「despite that he was tired」は誤りで、正しくは「despite being tired」または「although he was tired」とする。
in spite of と意味はほぼ同じだが、despiteはよりフォーマルな書き言葉的な響きがある。日常会話では in spite of の方が自然に聞こえることもある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| in spite of | despiteとほぼ同義だが、よりカジュアルな口語的響きがある。意味・用法はほぼ置き換え可能。 |
| although / though | 接続詞なので後ろに節(S+V)が続く点が根本的な違い。although は「比較・対照」のニュアンスがやや強く、克服・抵抗の含意はdespiteほど強くない。 |
| regardless of | 「〜に関係なく、〜を問わず」と条件そのものを無関係とみなすニュアンスで、despiteが「障害を押しのける」より一歩引いた無関心・無差別の含意がある。 |
対義語: because of、owing to、thanks to
6派生語・関連語
-
despiteful
形容詞(古語・文語)
悪意のある、意地悪な -
despite(名詞・古語)
名詞
軽蔑、悪意(in despite of〜の形で「〜を軽蔑して」)
7コロケーション
- despite all odds(あらゆる逆境にもかかわらず)
- despite efforts(努力したにもかかわらず)
- despite the fact that …(…という事実にもかかわらず)
8確認テスト
“The team won the championship despite losing their best player to injury.”
① 最高の選手を負傷で失ったので
② 最高の選手を負傷で失ったにもかかわらず
③ 最高の選手を負傷で失う前に
④ 最高の選手を負傷で失ってから
② が正解。despiteは「障害を押しのけて」というコアイメージを持つ前置詞。「最高の選手を失う」という大きな逆境(障害)が存在しているにもかかわらず、それを克服して優勝したという緊張感が表れている。①は because of(原因・理由)、③④は時間関係の表現であり、逆接の意味を持つdespiteとは根本的に異なる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。