donate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
donateのコアイメージは「自発的な意志で、対価を求めず何かを差し出す」こと。ラテン語の「donare(贈り物をする)」に由来し、単なる「渡す」や「あげる」と異なり、①自分の意志で能動的に、②慈善・公益のために、③無償で、という三要素が根底にある。だから「寄付する」という訳が典型的になるが、血液や臓器を「提供する」場面にも使われる。金銭に限らず、時間・才能・物品・身体の一部まで幅広く「差し出す」行為を指せるのも、このコアイメージがあるから。
2意味一覧
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動
(金銭・物品を)寄付する、寄贈する
慈善団体や公益目的に対して、対価なく自発的に差し出すコアイメージが直接表れている最も典型的な用法。 -
動
(血液・臓器などを)提供する
金銭と同様に、自分の身体の一部を対価なく自発的に「差し出す」行為であり、コアイメージがそのまま適用される。donate blood / donate organs などの形で頻出。 -
動
(時間・才能などを)捧げる
有形の物だけでなく、無形の資産(時間・スキルなど)を公益のために無償で差し出す場合にも使われる。コアイメージの「自発性と無償性」が鍵。
3例文
4よくある間違い・注意点
donateは必ず「自発的・無償・公益目的」のニュアンスを含む。友人へのプレゼントにはgiveを使い、donateは使わない。「誰かのために自分が犠牲を払って差し出す」という含意があることを意識しよう。
donate moneyとdonateの目的語の位置に注意。donate A to B(AをBに寄付する)が基本語順で、donate to Bだけで「Bに寄付する」とも言える。日本語の「寄付する」から直訳してdonate to him 10,000 dollarsとするのは誤り(give him…の語順とは異なる)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| give | 最も広い「渡す・あげる」を意味する語。対価の有無・目的を問わないため、donateが持つ「無償・公益」のニュアンスはない。 |
| contribute | 「(全体の一部として)貢献・拠出する」イメージ。donateより目的が広く、金銭だけでなく意見やアイデアを「提供する」場面にも使われる。 |
| grant | 権限を持つ者が公式に「与える・認める」イメージ。donateの自発的な個人行為と異なり、組織や政府など上位の立場からの付与に使われることが多い。 |
| bequeath | 遺言によって財産などを「遺贈する」意味に限定されており、donateより使える場面がはるかに狭い。 |
対義語: receive、accept、take
6派生語・関連語
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donation
名
寄付(金)、寄贈品、提供
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donor
名
寄付者、提供者(臓器ドナーなど) -
donee
名
寄付を受ける人、受贈者(法律用語)
7コロケーション
- donate blood(献血する)
- donate to charity(慈善団体に寄付する)
- donate organs(臓器を提供する)
8確認テスト
“The famous author donated her entire archive of manuscripts to the national library.”
①彼女の原稿アーカイブを国立図書館に売却した
②彼女の原稿アーカイブを国立図書館に無償で贈った
③彼女の原稿アーカイブを国立図書館から借り出した
④彼女の原稿アーカイブを国立図書館に預けた
②が正解。donateは「対価を求めず自発的に公益目的で差し出す」コアイメージを持つ。①の「売却」は対価が発生するためdonateとは矛盾する。③④はdonateの「渡す側→受け取る側」の方向性とも合わない。この文では「国立図書館(公益機関)に無償で寄贈した」が最も自然な訳。
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