flavor の意味・コアイメージ・例文|VENN4000英単語

flavor

/fléɪvɚ/
【名】味、風味、味わい

重要度
12/23
ⓘ 重要度とは
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。

1コアイメージ

flavor の核心
「その物らしい独特の感覚」

flavorのコアイメージは「ある対象が持つ独特の感覚・個性・雰囲気」です。もともとは食べ物の「味・風味」を指しますが、味とは単なる甘さや辛さではなく、その食材・料理ならではの総合的な感覚のこと。そこから意味が広がり、文化・時代・場所などが持つ「独特の雰囲気・色合い」にも使われます。たとえばa novel with a Southern flavorなら「南部らしい雰囲気を持つ小説」となります。日本語の「味わい」「風味」「色合い」「テイスト」はいずれも文脈に応じた訳で、根底には「その対象ならではの個性的な感覚」という一つのコアイメージがあります。

2意味一覧

  • 名詞
    (食べ物・飲み物の)味、風味
    食べ物が持つ「その食材ならではの独特の感覚」がコアイメージの最も直接的な現れ。単なる甘い・辛いという属性ではなく、その食材全体が醸し出す総合的な感覚を指す。
  • 名詞
    (文化・時代・場所などの)雰囲気、趣、色合い
    食べ物の「風味」が抽象化し、場所・時代・作品などが持つ「その場所らしい独特の雰囲気や個性」を表すようになった。「南国の味わい」「中世の趣」といった表現に相当する。
  • 名詞
    (フレーバー・調味料としての)香料、着香料
    「独特の感覚を与えるもの」というイメージが具体化し、食品に特定の味や香りを付け加える物質そのものを指す用法。「バニラフレーバー」などカタカナ語としても定着している。
  • 動詞
    〜に風味をつける、味付けする
    「独特の感覚を付与する」というコアイメージが動詞化したもの。食材に特徴的な風味を加えるという行為を表す。

3例文

The strong flavor of garlic filled my mouth immediately.
ニンニクの強い風味がすぐに私の口いっぱいに広がった。
食べ物が持つ「その素材ならではの総合的な感覚」という最も基本的な用法
The old town has a distinctly medieval flavor.
その旧市街は、独特の中世の趣を漂わせている。
場所・時代の「その時代らしい雰囲気・個性」へとイメージが広がった用法
The documentary gives viewers a flavor of life in the Arctic.
そのドキュメンタリーは、北極圏での生活の一端を視聴者に伝えてくれる。
「ひと味・断片的な感覚」を与えるという用法。give a flavor of ~で頻出

4よくある間違い・注意点

ここに注意

taste と混同しやすいが、taste は「甘い・苦い」などの基本的な味覚を指すのに対し、flavor は素材・調理法・香りを含んだより複合的・個性的な「風味」を指す。例えばコーヒーのtasteは「苦い」だが、flavorは「コクのある豊かな風味」といった奥行きのある感覚。

flavorを「匂い・香り」と訳したくなることがあるが、香りはあくまでflavorを構成する要素の一つ。flavorはあくまで味覚を中心とした総合的な感覚であり、主に嗅覚を指すscentやaromaとは異なる。

5類義語・対義語

類義語 コアイメージの違い
taste 甘・苦・酸・塩・旨などの基本的な味覚そのものを指す。flavorより範囲が狭く、個性よりも種類・属性に焦点が当たる。
aroma 主に鼻で感じる「香り・芳香」を指す。flavorが味覚中心の総合的な感覚であるのに対し、aromaは嗅覚に特化している。
character 人・物・場所が持つ「個性・特徴」全般を指す幅広い語。flavorが感覚的・情緒的な個性を表すのに対し、characterはより客観的・構造的な個性を指すことが多い。
atmosphere 場所や状況の「雰囲気・空気感」。flavorより環境全体の漠然とした感覚を指し、文化的・歴史的な「色合い」のニュアンスはflavorの方が強い。

対義語: blandness(淡白さ、無味)、tastelessness(風味のなさ)

6派生語・関連語

  • flavorful
    形容詞
    風味豊かな、味わい深い

  • flavorless
    形容詞
    風味のない、無味の

  • flavoring
    名詞
    香料、調味料(風味を付けるために加える物質)

  • flavored
    形容詞
    〜味の、〜風味の(例:vanilla-flavored「バニラ風味の」)

7コロケーション

  • add flavor to 〜(〜に風味・趣を添える)
  • give a flavor of 〜(〜の一端・雰囲気を伝える)
  • rich / strong / mild flavor(豊かな/強い/マイルドな風味)

8確認テスト

次の英文の下線部 flavor の最も自然な日本語訳はどれか。

“Her short story captures the flavor of rural life in 19th-century Japan.”

① 味
② 調味料
③ 雰囲気・情緒
④ 匂い

▶ クリックして解答を表示
③
解説:この文では rural life in 19th-century Japan(19世紀日本の農村生活)という「時代・場所の持つ独特の感覚・個性」をflavorで表している。食べ物の「味」でも「調味料」でも「匂い」でもなく、「その時代・場所ならではの雰囲気・情緒」というコアイメージが活きている用法。「19世紀日本の農村生活の情緒・趣を見事に捉えている」と訳すのが最も自然。


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