linguistic
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
linguisticのコアイメージは「言語(language)という現象・体系・能力に関係している」こと。語根はラテン語のlingua(舌・言語)。単に「言葉を使っている」という表面的な行為ではなく、「言語というシステムや能力そのもの」に焦点を当てた形容詞である。だから「言語能力」「言語構造」「言語的多様性」など、言語を研究・分析・記述の対象として眺めるときに使われることが多い。日常会話の「言葉の」というよりも、やや学術的・体系的なニュアンスを帯びており、言語学(linguistics)の世界で用いられる術語的な響きを持つ。文脈によって「言語の」「言語学上の」「言語的な」と訳し分けるが、根底には常に「人間の言語という複雑な体系に関わる」というイメージがある。
2意味一覧
-
形容詞
言語の、言語に関する
言語という体系・現象そのものを修飾する最も基本的な用法。「言語能力」「言語構造」のように、言語を対象として捉えるときに使う。 -
形容詞
言語学上の、言語学的な
言語を科学的・学術的に分析・研究する文脈では「言語学的な」と訳すのが自然。linguisticsという学問分野と結びついたニュアンスが前面に出る。 -
形容詞
(言語による)言葉の、口頭の
「言語というツールを通じた」という意味合いで「言葉の(コミュニケーション)」「言語による(表現)」と訳される場合もある。言語を手段として捉えた用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「verbal(言葉による・口頭の)」と混同しやすい。verbalは「言葉を使う」という行為面に焦点が当たるのに対し、linguisticは「言語という体系・現象」そのものを指す。たとえばverbal communicationは「口頭のやり取り」、linguistic communicationは「言語を媒体とした(学術的に捉えた)コミュニケーション」というニュアンスの差がある。
常に「言語の」と機械的に訳さず、文脈に応じて「言語学上の」「言語的な」「言語による」と訳し分けることが重要。形容詞が修飾する名詞と文脈(日常・学術・社会)をよく見ること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| verbal | 言語を「使う行為・口頭の」という側面に焦点。linguisticより日常的で、言語を体系や学問として見る視点は薄い。 |
| lingual | 医学・解剖学的に「舌の」という意味で使われることが多く、linguisticのような言語学的ニュアンスは持たない。 |
| philological | 文献・歴史的な観点から言語や文学を研究する「文献学的な」というニュアンス。linguisticより狭く歴史的。 |
対義語: nonlinguistic、extralinguistic
6派生語・関連語
-
linguistics
名詞
言語学(言語を科学的に研究する学問)
-
linguist
名詞
言語学者;数か国語を話せる人
-
linguistically
副詞
言語学的に、言語的に -
bilingual
形容詞・名詞
二言語を話す(人)
7コロケーション
- linguistic ability / competence(言語能力)
- linguistic analysis(言語学的分析)
- linguistic diversity(言語的多様性)
8確認テスト
“The government introduced new policies to protect the country’s linguistic minorities.”
① 宗教的少数派 ② 言語的少数派 ③ 民族的少数派 ④ 経済的弱者
② 言語的少数派。linguisticのコアイメージは「言語という体系・現象に関わる」であり、この文脈では「異なる言語を話すグループ(少数言語話者)」を指す。①③④は他の要素(宗教・民族・経済)に関わる語であり、linguisticとは結びつかない。「言語的少数派」と訳すことで、言語という切り口から社会集団を捉えているニュアンスが正確に伝わる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。