lecture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
lectureのコアイメージは「知識や意見を持つ者が、聴衆に向かって一方向に長々と語りかける」場面です。ラテン語の「legere(読む・選ぶ)」に由来し、元々は「声に出して読み聞かせる」ことを意味していました。そこから「大学の講義」という意味が生まれましたが、重要なのは「双方向のやりとりではなく、一方が一方的に話す」というニュアンスです。これが転じると、親や上司が一方的に長々と説教・小言を言う「訓戒・お説教」という意味にもなります。一方が上に立って語りかける、という非対称な力関係がこの単語の底流にあります。
2意味一覧
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名詞
講義、講演
大学などで教授が学生に向けて一方向に知識を語りかける場面。双方向の議論(discussion)や対話とは異なるのがポイント。 -
名詞
訓戒、お説教
親・上司などが相手に一方的に長々と語りかけ注意する場面。「またお説教が始まった…」という場面がまさにこのコアイメージ。 -
動詞
(~に)講義する;(~を)叱って諭す、お説教する
「一方的に語りかける」行為そのものを動詞化したもの。lecture on ~で「~について講義する」、lecture 人 on ~で「人に~についてお説教する」となる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「lecture = 講義」とだけ覚えると、give someone a lecture という表現で「お説教する」という意味を見落としやすい。特に日常会話や小説では「説教・小言」の意味で使われる頻度が高いので注意。
lecturerとprofessorの混同に注意。lecturer(講師)は必ずしも研究職を伴わない教育担当者を指し、professor(教授)より地位が低い場合が多い(特にイギリス英語)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| talk | よりくだけた雰囲気の「話・講話」。lectureほど公式・専門的でなく、双方向のやりとりも含みやすい。 |
| speech | 式典や式辞などでの「演説・スピーチ」。lectureより聴衆が広く、知識伝達より感情訴求・メッセージ発信の色が強い。 |
| sermon | 宗教的な「説教」が原義。lectureの「お説教」の意味と近いが、sermonはより宗教・道徳的な色が強く、より長くてうんざりさせる含意を持つ。 |
| seminar | 少人数での参加型「ゼミ・演習」。lectureが一方向であるのに対し、seminarは双方向の討論・発表を含む点が本質的な違い。 |
対義語: discussion、dialogue
6派生語・関連語
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lecturer
名詞
講師;(英国大学の)講師(教授より下の職位) -
lecture hall
名詞
講堂、大教室
7コロケーション
- give / deliver a lecture(講義を行う・講演をする)
- attend a lecture(講義に出席する)
- give someone a lecture on ~(~について人をお説教する)
8確認テスト
Every time I come home past midnight, my mom gives me a lecture about responsibility.
① 母は責任についての講義を私に聞かせてくれる
② 母は責任についていつも私に説教する
③ 母は責任に関する授業を担当している
④ 母は責任についての講演会を開く
②
【解説】give someone a lecture は「人にお説教する」という慣用的な表現。夜中に帰宅するたびに母親が一方的に長々と語りかけてくる場面なので、「講義・講演」ではなく「説教」が正しい。lectureのコアイメージ「一方向に語りかける」が、家庭内の訓戒という場面に当てはまっている典型例。
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