race
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
raceのコアイメージは「共通の起源から連なる流れ・系統」です。古ノルド語の「rás(流れ、走り)」を語源とし、「勢いよく流れるもの・進むもの」というニュアンスが根底にあります。競争(race)は「同じスタート地点から流れるように走ること」、人種(race)は「同じ血筋・起源から続く人の流れ」、さらに種族・種類という意味も「同じ系統に属するひとまとまり」という発想から来ています。つまり、「速く動く」と「同じルーツを持つ集団」という一見バラバラな意味が、「流れ・系統」という一本の軸でつながっているのです。
2意味一覧
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名詞
競争、レース
同じスタートから勢いよく「流れるように走る」営みがrace。速さを競うあらゆる行為に使われる。 -
動詞
競争する、全速力で走る・動く
「勢いよく流れるように動く」コアイメージがそのまま動詞化したもの。競争の相手がいなくても「猛スピードで動く」意味で使える。 -
名詞
人種、民族
「共通の祖先から続く血の流れ・系統」がrace。同じルーツを持つ人間集団を指す。 -
名詞
種族、種類(生物・集団の区分)
人種に限らず「同じ系統に属するひとまとまりの存在」全般を指せる。the human race(人類)のように使う。 -
名詞
(政治・選挙などの)争い、競い合い
「競争」の意味が転じて、選挙戦や権力争いなどの「熾烈な争い」にも使われる重要な拡張義。
3例文
4よくある間違い・注意点
raceを「人種」の意味でのみ覚えてしまい、a race against time(時間との戦い)やthe human race(人類)、the presidential race(大統領選挙戦)のような重要表現を見落としやすい。文脈を見て「競争」か「人種・種族」かを柔軟に判断すること。
動詞のraceは「競争する」だけでなく「猛スピードで移動する」意味が非常によく使われる。Her heart raced.(彼女の心臓がドキドキした)のように速い動きを表す比喩的用法にも注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| competition | raceが「速さや到達を競う流れ」を強調するのに対し、competitionはより広く「優劣を競う行為」全般を指す。レースに限らず、ビジネス競争や試験なども含む。 |
| ethnicity | ethnicityは「民族的出自・文化的背景」に焦点を当てた概念。raceが主に外見的・生物学的な分類を指しがちなのに対し、ethnicityは言語や習慣などの文化的要素を含む。 |
| sprint | sprintは短距離を全力疾走することに特化した語。raceが「競い合う流れ全体」を指すのに対し、sprintは「瞬間的な爆発的速さ」に焦点がある。 |
対義語: stroll(ゆっくり歩く)、crawl(のろのろ進む)
6派生語・関連語
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racial
形容詞
人種の、人種に関する(racial discrimination: 人種差別)
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racism
名詞
人種差別(主義)
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racist
名詞・形容詞
人種差別主義者(の) -
racing
名詞・形容詞
レース競技(の)、猛スピードの(horse racing: 競馬) -
racer
名詞
レーサー、競走者
7コロケーション
- the human race(人類)
- a race against time(時間との戦い・タイムレース)
- racial discrimination(人種差別)
8確認テスト
“With the deadline approaching, it became a race against time to finish the project.”
① 人種 ② 種族 ③ 競争(時間との戦い) ④ 競走馬
③が正解。a race against timeは「締め切りや時間という見えない相手と競い合う流れ」を表す慣用表現で「時間との戦い・タイムレース」と訳す。raceのコアイメージ「勢いよく進む競争の流れ」が、相手が「時間」という抽象的な対象にまで拡張されている典型例。①②は「人種・種族」の意味で文脈に合わない。④は具体的な競走馬のことではない。
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