adopt
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
adoptのコアイメージは「外部にあったものを意識的に選択し、自分(または自分の組織)のものとして受け入れる」こと。ポイントは「もともと自分のものではなかった」という出発点と、「能動的・意図的に取り込む」という動作の2点にある。子どもを養子にする場合も、他者の方針を採用する場合も、文体を取り入れる場合も、すべて「外にあったものを選んで自分の内側に引き入れる」という同じ動きが根底にある。単に受動的に影響を受けるのではなく、「これを選ぶ」という意志が必ず含まれるのがadoptの本質だ。
2意味一覧
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動
(方針・手段・習慣などを)採用する、取り入れる
外部に存在していた方法やスタイルを「これだ」と選び取り、自分のものとして使い始めること。意図的な選択の意志が必ず込められている。 -
動
(議案・憲法・決議などを)承認する、可決する
会議体が外部から提出された議案を「正式に自分たちのもの」として取り込む行為。組織レベルでの「選び取り」がこの訳を生む。 -
動
養子にする、(動物を)引き取る
血縁のない子どもや動物を「自分の家族として受け入れる」こと。これも外部から選び取って自分の内側に迎える行為そのもの。 -
動
(態度・口調などを)とる、身につける
普段とは異なる話し方や態度を意識的に選んで装うこと。「adopt a tone / a stance」の形で頻出し、見落とされがちだが重要な使い方。
3例文
4よくある間違い・注意点
adaptと混同しやすい。adoptは「外から選んで取り込む(変えるのは自分のスタンス)」、adaptは「環境に合わせて変化・適応する(変わるのは自分自身)」。adopt a new system(新システムを導入する)vs. adapt to a new system(新システムに慣れる・適応する)で違いを押さえよう。
「承認する」の訳でapproveと混同しがちだが、approveは「良いと認める」というジャッジが中心。adoptは「正式に自分たちのものとして受け入れる」という取り込みの行為が中心で、特に憲法・決議・方針などを「採択する」場面で使われる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| adapt | adoptは外のものを選んで取り込む能動的行為。adaptは状況や環境に合わせて自分が変化・適応すること。主語の変化の方向が逆。 |
| embrace | embraceも受け入れるニュアンスだが、感情的な温かさや熱意を伴う。adoptは感情より意志・選択の合理性が前面に出る。 |
| incorporate | incorporateは「要素を組み込む・統合する」意味で、技術的・機械的なニュアンスが強い。adoptは「選んで自分のものにする」という選択の意志が中心。 |
対義語: abandon(捨て去る)、reject(拒絶する)、give up for adoption(養子に出す)
6派生語・関連語
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adoption
名
採用、採択;養子縁組 -
adoptive
形
養子縁組による(adoptive parents: 養親) -
adopted
形
採用された;養子の(adopted child: 養子)
7コロケーション
- adopt a policy(方針を採用する)
- adopt a resolution(決議を採択する)
- adopt a child(子どもを養子にする)
8確認テスト
The government adopted a stricter approach to cybersecurity.
① 政府はサイバーセキュリティに対してより厳しい姿勢を強いられた。
② 政府はサイバーセキュリティに対してより厳しいアプローチを採用した。
③ 政府はサイバーセキュリティの取り組みに慣れた。
④ 政府はサイバーセキュリティの方針を拒否した。
② が正解。adoptのコアイメージは「外部にあった選択肢を意識的・能動的に選んで取り込む」こと。①は受動的なニュアンスで adopt の意志性が消えている、③は adapt(適応する)の訳であり混同に注意、④は reject(拒絶)で真逆の意味。②だけが「意図的に選んで自分たちのものにした」というadoptの本質を正確に反映している。
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