adapt
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
adaptの語源はラテン語の「ad-(〜に向かって)+aptus(適した・合った)」。つまり「何かに合うように自分や物を変えていく」という能動的なプロセスがコアイメージです。変化の対象が「自分自身」なら「順応する」、変化の対象が「外部の物・作品」なら「改造する・脚色する」という日本語が当てはまります。どの文脈でも「元の状態から、新たな状況や目的にフィットするよう変えていく」という方向性は一貫しています。単なる「変化」ではなく、目的地(適合すべき対象)が明確にある点が特徴です。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(環境・状況に)順応する、適応する
自分自身が「新しい環境にぴったり合う形」に変わっていくイメージ。生物や人間が環境に合わせて変化する文脈で使われる。 -
動詞(他動詞)
〜を適合させる、改造する
物や制度などの外部対象を「別の目的や状況にぴったり合うよう」作り替えるイメージ。自分ではなく「物」を変える場合。 -
動詞(他動詞)
〜を脚色する、翻案する
小説・原作などを「映画や舞台という別のメディアにぴったり合う形に」変換するイメージ。内容の本質を保ちながら形式を変える点がポイント。 -
動詞(他動詞)
〔教材・計画などを〕(対象・目的に合わせて)修正する、調整する
見落とされがちだが、教育や職場の文脈で「教材や計画を特定の対象者・状況に合わせて調整する」場面でも頻出。「作り直す」ほど大掛かりでなく、微調整のニュアンスになることも多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「adapt」と「adopt」の混同に注意。adoptは「そのまま取り入れる・採用する」(形を変えない)のに対し、adaptは「合うように変えながら取り入れる」(変形を伴う)という根本的な違いがある。例えば adopt a policy(政策をそのまま採用する)vs. adapt a policy(政策を状況に合わせて修正する)。
自動詞では必ず「adapt to +名詞」の形をとる。「adapt the environment」とすると「環境を改造する」という他動詞の意味になるため、「環境に順応する」と言いたいなら「adapt to the environment」と前置詞toを忘れないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| adjust | 「微調整する・合わせる」のニュアンスが強く、大きな構造的変化ではなく細かな修正に使われることが多い。adaptより変化の規模が小さいイメージ。 |
| modify | 「部分的に変更・修正する」意味で、変化の対象が具体的な設計や仕様であることが多い。adaptほど「目的地への適合」という方向性は強くない。 |
| accommodate | 「(相手の要求や状況を)受け入れるために対応する」というニュアンスで、他者への配慮・歩み寄りの文脈が強い。 |
| conform | 「(規則・慣習などに)従う・準拠する」意味で、外部の基準に自分を合わせる点はadaptに似るが、より受動的・強制的な含意がある。 |
対義語: resist、remain unchanged
6派生語・関連語
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adaptation
名詞
適応、順応;(作品の)翻案・脚色版
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adaptable
形容詞
適応力のある、順応性の高い -
adaptability
名詞
適応力、順応性 -
adaptive
形容詞
適応の、適応的な(adaptive learning=適応型学習) -
adapted
形容詞
(〜に)適合した;脚色された
7コロケーション
- adapt to changes(変化に適応する)
- be adapted from a novel(小説から脚色される)
- adapt oneself to the situation(状況に自分を合わせる)
8確認テスト
“The curriculum was adapted for students with learning disabilities.”
① 廃止された
② 翻訳された
③ 調整された
④ 批判された
③「調整された」が正解。カリキュラム(教育課程)を学習障害のある生徒に「ぴったり合う形に変えた」というadaptのコアイメージが表れている。「翻訳」は言語間の転換に特化した語であり不適。「廃止」「批判」はコアイメージとまったく異なる。この文脈では大規模な作り直しというよりも、対象者のニーズに合わせた「修正・調整」というニュアンスがぴったりはまる。
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