era
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
eraのコアイメージは「歴史や文明の流れの中で、ある際立った特徴によって他と明確に区別される、まとまった時間の塊」です。単なる「時間の流れ」ではなく、「この時代はこれが特徴だ」と名前をつけられるほど個性のある時代を指します。地質学では岩石層の特徴で区切られる「代(Era)」、歴史では社会・文化の転換点で区切られる「時代」として使われます。timeやperiodよりも「歴史的な断絶・転換を伴う大きな区切り」という重みがあり、「今とは質的に違う時代が終わり/始まった」という感覚が込められています。
2意味一覧
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名詞
(特徴・性格で区切られた)時代・時期
ある顕著な特徴によって他の時代と明確に区別される「まとまりのある時間の塊」というコアイメージそのままの用法。「ジャズの時代」「スマートフォンの時代」など、その時代を象徴するものと共に使われる。 -
名詞
紀元(年代を数え始める起点)
「ここから新しい時代が始まる」という明確な区切りのイメージから、暦の起点を表す用法に発展。「Christian era(キリスト紀元)」のように、歴史を二分するような転換点を指す。 -
名詞
(地質学)代(生物・地層の特徴で区分される地質時代の大単位)
地球の歴史においても、生物相や地層の特徴が劇的に異なる区間を区切るのに使われる。Mesozoic era(中生代)など、「明確な特徴で他と区別できるまとまり」のコアイメージが機能している。
3例文
4よくある間違い・注意点
「era」「period」「age」はいずれも「時代」と訳せるが、eraは「歴史的な転換点で区切られた、特徴の際立つ大きな時代のまとまり」に使い、単なる「期間・時間」にはperiodを、「~の時代(文明や文化の特徴を強調)」にはageも使われる。例えば「練習期間」にeraは使えない。
「the era of ~」の形で「~の時代」とよく使われるが、日本語の「時代」より「歴史的な転換を経て到来した時代」という重みが常にあることを意識しよう。軽い意味での「最近」「ここ数年」にeraを使うのは不自然。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| period | 最も汎用的な「期間・時代」。区切りの大小を問わず使え、eraほど「歴史的転換・特徴の際立ち」のニュアンスがない。「練習期間」「不況の時期」にも使える中立的な語。 |
| age | 「文明・文化・技術の特徴で名付けられた時代」。the Ice Age(氷河時代)、the Digital Age(デジタル時代)のように、eraに近いが、より「その時代を代表するシンボル」を前面に出す語感がある。 |
| epoch | 「新時代の幕開けとなった画期的な出来事・転換点」を強調する語。eraが「続く時代のまとまり」なら、epochは「その区切り目となった瞬間・出来事」に焦点がある。形容詞epoch-making(画期的な)でも使われる。 |
| generation | 「世代(約30年)」という人の一生を単位とした時間的区切り。eraが歴史・文明的な区分であるのに対し、generationは人と人のつながりや世代交代に焦点を当てる。 |
対義語: moment、instant
6派生語・関連語
7コロケーション
- the end of an era(一時代の終わり)
- a new era(新時代)
- the era of ~(~の時代)
8確認テスト
“The invention of the internet ushered in a new era of communication.”
① 通信の新しい流行期間
② 通信における新時代
③ 通信の新しい手順
④ 通信の短い全盛期
②「通信における新時代」が正解。usher in(~を招き入れる)という動詞がeraのコアイメージと呼応しており、「インターネットの発明」という歴史的転換点によって、通信の在り方が質的に変わった『明確な区切りを持つ新しい時代のまとまり』が始まったことを示している。①の「流行期間」はtrendやboom、③の「手順」はprocedureやprocess、④の「全盛期」はheydayやgolden ageが適切で、eraの歴史的転換・重みのニュアンスは②にしか含まれていない。
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