deliberate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
deliberateのラテン語源はde-(完全に)+librare(天秤で量る)。つまり「天秤にかけて何度も量り直す」というイメージが核心にある。行動に当てはめると「衝動ではなく、頭の中でしっかり吟味した上でなされた」という意味になり、これが「故意の・わざとの」という訳につながる。また、思考プロセスそのものに当てはめると「急がず一つひとつ丁寧に考える」→「落ち着いた・慎重な」という訳が生まれる。日本語の「故意」と「落ち着いた」は一見別物に見えるが、どちらも「衝動・偶然の対極にある、意図的な思慮」という同じ土台から来ているのだ。
2意味一覧
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形容詞
故意の、わざとの(意図的な)
天秤で量り考え抜いた末の行動→偶然や衝動とは正反対に「意図してそうした」というニュアンスが生まれる。 -
形容詞
慎重な、落ち着いた(ゆっくり考えながら行う)
「天秤で量るように」じっくり吟味する姿勢そのものを表し、動作・話し方・判断などが急がず丁寧であることを指す。 -
動詞
熟考する、審議する(※発音注意:dɪlíbərèɪt)
動詞形では「天秤にかける」行為そのものを表し、一人で深く考えること、または集団で話し合って検討することを意味する。
3例文
4よくある間違い・注意点
形容詞と動詞でアクセントが変わる点に注意。形容詞はdɪlíb(ə)rət(最後はrət)、動詞はdɪlíbərèɪt(最後はrèɪt)。スペルが同じなので見落としやすいが、発音だけでなく品詞も違う。
「故意の(deliberate)」と「偶然の(accidental)」は対義語だが、日本語で「わざと」と訳すと悪意のニュアンスを感じやすい。deliberate自体には悪意は含まれず、単に「意図的であること」を指すため、中立的な文脈でも使われる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| intentional | 「ある特定の目的・意図をもってした」に焦点。deliberateが「熟考した上で」という過程を含むのに対し、intentionalは意図の有無だけに注目する。 |
| calculated | 「利益・効果を計算した上での」という戦略的ニュアンスが強く、やや冷たい印象を伴う。deliberateより打算的なイメージ。 |
| cautious | 「慎重な」という意味で重なるが、cautious は「危険を避けるため」の慎重さ。deliberate は「十分考えてから動く」という思考の丁寧さに焦点がある。 |
対義語: accidental、impulsive、hasty
6派生語・関連語
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deliberately
副詞
故意に、わざと/ゆっくりと慎重に
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deliberation
名詞
熟考、審議、慎重さ -
deliberative
形容詞
審議のための、熟慮に基づく(例:a deliberative assembly 審議機関)
7コロケーション
- a deliberate attempt(故意の試み)
- deliberate steps(慎重な歩み/手順)
- deliberate over a decision(決断について熟考する)
8確認テスト
“The architect made a deliberate choice to use natural light instead of artificial lighting throughout the building.”
① 無意識の
② 大胆な
③ 意図的な
④ 複雑な
③「意図的な」が正解。建築家が採光方法について十分に考えた上で選択したことを表しており、deliberateの「衝動や偶然ではなく、熟考の末の」というコアイメージが「意図的な選択」として現れている。①は逆の意味、②④はdeliberateとは無関係のニュアンス。
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