dread
【名】恐怖
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
dreadのコアイメージは「これから起きるかもしれない何か悪いことに対して、じわじわと心が締め付けられるような重苦しい恐怖・不安」です。fearが突発的な危険への反応であるのに対し、dreadは「予期する恐れ」——まだ起きていないことを想像して心が暗くなる感覚です。試験前夜の重い気持ち、歯医者に行く前のあの感じ、がまさにdreadです。名詞でも動詞でも形容詞(dreadful)でも、この「暗く重い恐怖感」というコアが貫かれており、どの品詞でも「ただ怖い」というより「嫌な予感とともに怖れる」というニュアンスが底流にあります。
2意味一覧
-
動詞
〜を恐れる、怖がる(特にこれから起こることへの不安・嫌悪をもって)
まだ起きていない出来事を想像してじわじわと心が重くなるコアイメージから、「〜が起きるのを恐れる」という動詞の意味になる。 -
名詞
恐怖、恐れ(重苦しい予期的恐怖)
コアイメージそのものが名詞化した形。「暗く重い恐怖の感覚そのもの」を指すため、瞬間的な驚きよりも持続的な重い恐れを表す。 -
形容詞(古・詩的)
恐ろしい、畏怖すべき
「人にdreadを感じさせるほどの」という意味合い。現代では主にdreadfulという派生語の形で使われるが、dread oneselfなど古めかしい表現にも残る。
3例文
4よくある間違い・注意点
fearと混同しがちだが、fearは突発的・直接的な恐怖(目の前の蛇に驚くなど)に使えるのに対し、dreadは「まだ起きていない未来の出来事に対する重い恐れ・嫌悪感」が中心。I fear snakes.(蛇が怖い)よりI dread snakes.の方が「蛇に遭遇するかもと思うと気が重い」というニュアンスになる。
dreadfulは日常会話では「ひどい、最悪の」という意味で軽く使われることも多い(例: The weather is dreadful. 「最悪の天気だ」)。dreadのコアイメージから離れた使い方なので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fear | より広く使われる恐怖の語。突発的・直接的な恐怖にも使えるが、dreadは未来への予期的・持続的な重い恐れに特化する。 |
| terror | 極度の恐怖・戦慄を指し、強烈さが際立つ。dreadより激しく即時的なパニック感を伴うことが多い。 |
| apprehension | これから起きることへの不安・懸念という点ではdreadに近いが、apprehensionはよりマイルドで知的な心配のニュアンス。dreadの方が感情的・身体的な重さがある。 |
| dread vs. anxiety | anxietyは漠然とした不安全般を指すのに対し、dreadは特定の対象(出来事・状況)に向けられた暗く重い恐れ。 |
対義語: eagerness、anticipation
6派生語・関連語
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dreadful
形容詞
恐ろしい、ひどい、最悪の
-
dreadfully
副詞
ひどく、恐ろしいほど(強意にも使う) -
dreaded
形容詞
恐れられている、忌まわしい(例: the dreaded exam「あの恐怖の試験」)
7コロケーション
- live in dread of 〜(〜への恐怖の中で生きる)
- dread doing 〜(〜するのを恐れる・嫌がる)
- a sense of dread(重苦しい恐怖感)
8確認テスト
“He dreaded the moment when he would have to tell her the truth.”
① 彼は彼女に真実を告げる瞬間を楽しみにしていた。
② 彼は彼女に真実を告げなければならない瞬間が恐ろしくてたまらなかった。
③ 彼は彼女に真実を告げた瞬間に驚いた。
④ 彼は彼女に真実を告げることを忘れていた。
② dreadは「これから起きることへの重苦しい予期的恐怖」がコア。「真実を告げなければならない瞬間が来る」という未来の出来事を想像して心が重くなっている状況を表しており、②が最もdreadのニュアンスを正確に反映している。①はeager/look forward to、③はbe surprised、④はforgetに対応する意味であり不適切。
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