apprehension
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
apprehensionの語源はラテン語のapprehendere(=つかみ取る)。apprehendには「前もって心でつかまえる」というイメージがある。まだ現実になっていない出来事を心の中で先回りして「捕まえてしまう」感覚だ。その結果として①これから起こるかもしれない悪いことへの「不安・懸念」、②知識や概念を頭の中でつかみ取る「理解・把握」、③逃げようとする者を実際につかまえる「逮捕・捕縛」という三つの意味が生まれる。どれも「何かをつかまえる/つかまえられる」という根っこは同じで、対象が「将来の不安」か「知識」か「犯人」かによって日本語訳が変わるだけである。
2意味一覧
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名詞
不安、懸念、気遣い
まだ起きていない悪い出来事を心が先取りして「つかまえてしまった」状態。じわじわとした先行きへの恐れを表す。 -
名詞
理解、把握
情報や概念を頭の中で「つかみ取る」行為。知的な把握・認識を指し、academic な文脈でよく使われる。 -
名詞
逮捕、拘束
逃げようとする人物を物理的に「つかまえる」こと。法律・警察の文脈で用いられるが、大学受験でも時折登場する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「不安」の意味しか覚えていない学習者は、「apprehension of the concept(概念の把握)」や「apprehension of a criminal(犯人の逮捕)」を見ると文脈が成立しなくなる。コアイメージ「つかまえる」を軸に文脈から意味を導く習慣をつけること。
anxietyと混同しがち。anxietyは理由の特定しにくい漠然とした慢性的な不安(心が常にざわついている状態)を指すが、apprehensionは「これから起こりそうな特定の出来事」への先取り的な恐れで、やや知的・具体的なニュアンスがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| anxiety | 理由が曖昧な漠然とした慢性的な不安。apprehensionより広く、より病的・心理的なニュアンスを持つ場合がある。 |
| dread | 強烈な恐怖・おそれ。apprehensionより感情の強度が高く、ほぼ確実に悪いことが来ると感じているときに使う。 |
| unease | 漠然とした居心地の悪さ・落ち着かない感覚。apprehensionより軽く、具体的な対象がないことが多い。 |
| comprehension | 「理解」の意味での類義語。apprehensionの「把握」より包括的・総合的に理解するニュアンスで、日常的により頻繁に使われる。 |
対義語: confidence、reassurance、composure
6派生語・関連語
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apprehend
動詞
①不安に思う ②理解する ③逮捕する
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apprehensive
形容詞
不安な、心配そうな(be apprehensive about~の形でよく使う) -
apprehensively
副詞
不安そうに、おそるおそる
7コロケーション
- with apprehension(不安を持って、おそるおそる)
- filled with apprehension(不安でいっぱいで)
- a sense of apprehension(不安感)
8確認テスト
“The detective reported the apprehension of three suspects near the station.”
①不安
②把握
③逮捕
④理解
③逮捕。suspectは「容疑者」を意味し、detectiveが「3名の容疑者について報告した」という文脈から、「物理的に人をつかまえる=逮捕」の意味であることが読み取れる。コアイメージ「つかまえる」の文字通りの用法であり、不安や把握では文脈が成立しない。
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