political
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
politicalの語源はギリシャ語の「polis(都市国家)」に由来し、「共同体をどう運営・統治するか」というイメージが根底にある。単に「政治の」と暗記すると狭くなりがちだが、本来は「権力・利害・統治に関係するすべてのこと」を指す。だから「政治学の(学問領域としての)」にも「政党の(権力争いの)」にも「市民の(共同体構成員としての)」にもなる。さらに日常会話では「打算的な・根回しを気にした」という含みで使われることもある。「あの決定はpoliticalだ」と言えば、純粋な判断ではなく利害関係が絡んでいるニュアンスになるのも、このコアイメージから自然に導かれる。
2意味一覧
-
形容詞
政治の、政治上の
共同体の統治・権力に直接関わるという中核的な意味。「political system(政治体制)」「political power(政治権力)」などで使われる。 -
形容詞
政治学の(学問領域としての)
「権力・統治を研究する」という意味から。「political science(政治学)」が代表例。 -
形容詞
政党の、党派的な
権力を巡る組織的活動(=政党)に関わるという意味から。「political party(政党)」など。 -
形容詞
市民の、公民の
共同体(polis)の一員としての立場・権利・義務に関わるという意味から。「political rights(市民的権利)」などで用いられる。 -
形容詞
打算的な、政治的思惑が絡んだ(※重要な見落とされがちな意味)
利害・権力関係が絡む判断や行動を指す。「a political decision」は「純粋な判断ではなく、根回しや利害を考慮した決定」というニュアンスになる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「political」を常に「政治の」と直訳しようとすると、「a political move(政治的な動き→打算的な行動)」「political correctness(政治的正しさ)」のような表現でニュアンスがずれる。文脈に応じて「思惑がある」「利害がからむ」などと訳すことも大切。
「political」と「politic(賢明な、如才ない)」は別語。「politic」は形容詞・名詞どちらにもなりmeaningsも異なるので混同しないこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| governmental | 「政府・行政機構そのもの」に関わるという意味が強く、politicalよりも限定的。政党や市民の権利などには使いにくい。 |
| civic | 「市民としての義務・活動」に焦点を当てる。politicalの「市民の」という意味と重なるが、権力争いのニュアンスはなく、より中立的・義務的。 |
| partisan | 「特定の党派・陣営に肩入れした」という意味が強く、politicalより偏った・党派的なニュアンスが明確。 |
対義語: apolitical、nonpartisan
6派生語・関連語
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politics
名詞
政治、政治学、政治活動
-
politician
名詞
政治家(やや批判的なニュアンスを含む場合もある)
-
politically
副詞
政治的に、政治上、政略的に -
politicize
動詞
政治的にする、政治問題化する -
policy
名詞
政策、方針(同語源)
7コロケーション
- political party(政党)
- political science(政治学)
- political views / opinions(政治的見解・意見)
8確認テスト
“The CEO’s sudden resignation was widely seen as a political move within the company.”
①政治的な動き
②市民的な行動
③学術的な意思決定
④打算的な(権力上の)根回し
正解は④。この文脈での「political move」は、会社内部の権力・利害関係が絡んだ行動を指しており、「政治的な動き」と直訳するよりも「打算的な・思惑ある根回し」と解釈するのが最も自然。politicalのコアイメージ「権力・利害に関わる」が、組織内政治(社内政治)という文脈に当てはまっている例。
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