tissue
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
tissueの語源はフランス語・ラテン語の「tissu(織られた布)」にあり、根底には「薄くて繊細なものが重なり合って構成されている」というイメージがある。生物の「組織」は、細胞が薄く層状に重なり合って一つの機能的なまとまりを作っているものだ。「ちり紙・ティッシュペーパー」も同様に、繊維が薄く織り合わさってできた紙のことを指す。また「a tissue of lies(嘘の連なり)」のように、虚偽や矛盾が複雑に絡み合った状態を表すこともある。「薄いものが幾重にも重なり合う」という根っこのイメージを押さえると、どの用法も自然に理解できる。
2意味一覧
-
名詞
(生物の)組織
細胞が薄く繊細に重なり合い、一つの機能的なまとまりを形成している状態がコアイメージの「薄く織られたもの」そのもの。 -
名詞
ティッシュペーパー・ちり紙
繊維が薄く織り合わさってできた柔らかい紙のこと。「薄く織られた素材」というコアイメージが直接あてはまる。 -
名詞
(嘘・矛盾などの)連なり・複雑なもつれ
複数のものが絡み合い重なり合う様子が「織り物」に見立てられた比喩的用法。主に「a tissue of lies(嘘の塊)」という形で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「tissue」を「ちり紙」の意味だけで覚えてしまい、生物・医学の文脈で「組織」と訳せなくなるケースが多い。受験では「nerve tissue(神経組織)」「muscle tissue(筋組織)」など専門的な文脈での出題が多いため、生物学的な意味を優先して覚えておくこと。
「a tissue of lies」は慣用表現として入試長文に登場することがある。「tissue=ちり紙」のイメージしかないと全く意味を取れなくなるので、「複雑に絡み合った〜の連なり」という比喩用法も押さえておきたい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| organ | 「organ(器官)」は心臓・肺など独立した機能を持つ大きなまとまりを指すのに対し、「tissue(組織)」はその器官を構成する細胞レベルの薄い層を指す。organ > tissue の階層関係がある。 |
| membrane | 「membrane(膜)」も薄いという点は共通するが、境界面・仕切りとしての機能を強調する語。tissueは細胞の集合体としての「まとまり」を意味する。 |
| paper | 「ちり紙」の意味での類義語。paperは一般的な「紙」全般を指すが、tissueは特に薄くて柔らかい用途の紙を指す。 |
6派生語・関連語
-
tissue paper
名詞
薄葉紙・ティッシュペーパー(贈り物の包装などに使われる薄い紙)
7コロケーション
- nerve tissue(神経組織)
- muscle tissue(筋組織)
- a tissue of lies(嘘の塊・でたらめの連なり)
8確認テスト
The investigation revealed that his entire report was a tissue of fabrications.
① 彼の報告書全体はティッシュペーパーで包まれた捏造だった
② 彼の報告書全体は捏造のかたまりだった
③ 彼の報告書全体は組織的な捏造だった
④ 彼の報告書全体は薄っぺらな捏造だった
正解は②。「a tissue of fabrications」は「fabrications(捏造・でたらめ)が複雑に織り合わさったもの」という比喩表現で、「捏造のかたまり・でたらめの連なり」が最も自然な訳。①はtissueを「ちり紙」と文字通りに誤訳したもの、③は「tissue」を「組織的な」と誤解したもの(organizationalの意味と混同)、④は薄いというイメージのみに引きずられた誤訳。tissueのコアイメージ「薄いものが複雑に絡み合う」から、比喩的に「矛盾や嘘の連なり」を表せることを押さえていれば迷わず選べる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。