tongue
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
tongueのコアイメージは「口腔内の柔らかく動く器官=舌」です。ここから意味が大きく2方向に広がります。一つは比喩的な拡張で、舌は言葉を作り出す最も直接的な器官であることから「言語・言葉・話し方」を指すようになりました。もう一つは形状・機能の類推で、「細長く突き出た形のもの」や「靴の舌革」など物の形状への転用です。英語では言語そのものをtongueと表現することが多く、languageより個人の話す言語・母語という感覚に近い。「舌を使うこと=言葉を発すること」という身体感覚が根底にあります。
2意味一覧
-
名詞
舌(身体器官)
文字通りの意味。口の中で動き、味を感じ、言葉を形作る器官そのものを指す。 -
名詞
言語・母語(特定の民族・地域の言葉)
舌は言葉を作る器官であることから、舌=言語という転用が起きた。languageより「その人が生まれながらに使う言語」というニュアンスが強い。 -
名詞
話し方・口調・言葉遣い
舌の動き方が話し方を決めることから、「鋭い舌(sharp tongue)」のように話し方・言葉の調子を表す。 -
名詞
(靴・ベルトなどの)舌革・タブ
細長く突き出た舌の形状に似た部品を指す。靴のベロ(甲の部分の布・革)など、形の類似による転用。
3例文
4よくある間違い・注意点
languageとtongueの違いに注意。languageは制度・体系としての言語全般を指すが、tongueは「その人が生まれ育った言語」「民族の言語」という身体的・感情的なつながりが強い。mother tongueは自然だが、mother languageはやや不自然(使われる場合もあるが一般的ではない)。
hold one’s tongue(黙る)、have a tongue in one’s cheek(皮肉を言う)など、tongueを使った慣用表現が多い。日本語に直訳すると意味不明になるため、慣用句として丸ごと覚えることが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| language | 言語の体系・制度そのものを指す客観的な語。tongueが「話者の身体・民族と結びついた言葉」なのに対し、languageはより抽象的・システム的。 |
| speech | 発話行為・話すこと自体を指す。tongueが「どの言語か」を示すのに対し、speechは「話すという行為・能力」に焦点がある。 |
| dialect | ある言語の地域・社会的変種(方言)を指す。tongueより狭い概念で、標準語とは異なる特定の話し方を意味する。 |
対義語: silence、muteness
6派生語・関連語
-
tongue-tied
形容詞
口がきけない、うまく話せない(緊張などで) -
bilingual
形容詞
(tongueの対義概念として)二言語話者の(tongueの同義語として two-tongued とも言う)
7コロケーション
- mother tongue(母語)
- hold one’s tongue(黙っている・口を閉ざす)
- sharp tongue(毒舌・辛辣な口調)
8確認テスト
“The politician was known for his sharp tongue, which made even his allies uncomfortable.”
① 舌の長さ
② 辛辣な言葉遣い
③ 外国語能力
④ 母語
② 辛辣な言葉遣い。sharp tongue は「鋭い舌」の直訳だが、ここでのtongueは「話し方・言葉遣い」を意味する慣用的な用法。「even his allies uncomfortable(味方までも不快にさせた)」という文脈から、言葉の鋭さ=辛辣な口調であることがわかる。①は文字通りの解釈に過ぎず不適切、③④はこの文脈に合わない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。