coincide
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
coincideの語源はラテン語の「co-(共に)+incidere(落ちる・起きる)」。複数のものが「同じ場所・同じ時点・同じ状態に落ち着く」イメージが核にある。時間軸で見れば「同時に起こる」、空間軸で見れば「(線や図形などが)ぴったり重なる」、意見・考え軸で見れば「(意見・利害などが)一致する」という訳になる。要するに「2つ以上のものが同じ点でぴたりと合わさる」感覚がこの単語の本質。日本語の「一致する」より少し距離感があり、それぞれ別々に存在していたものがたまたままたは必然的に同じ点に重なるというニュアンスを持つ。
2意味一覧
-
動詞
(時間・時期が)同時に起こる、重なる
2つの出来事が時間軸上の同じ一点に「落ちてくる」イメージ。偶然の一致を含意することが多い。 -
動詞
(意見・考え・利害などが)一致する、合致する
複数の人の考えが同じ地点に「重なり合う」感覚。完全に同じ立場に落ち着くというニュアンス。 -
動詞
(場所・空間・形などが)重なる、合わさる
元例文「The two paths coincide here.」がまさにこれ。2本の道が空間的に同じ地点に重なり合うイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「coincide」は自動詞なので「coincide with ~」の形で使うのが基本。✗「coincide our schedules」のように他動詞的に使うのは誤り。「Our schedules coincide.」または「Our schedules coincide with each other.」が正しい形。
「coincidence(偶然の一致)」という名詞形が有名なため、coincide自体に「偶然」のニュアンスが絶対にあると思いがちだが、意見の一致や図形の重なりには偶然性は含まれない。文脈次第で偶然にも必然にも使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| correspond | 情報・内容・位置などが「対応・照合する」イメージ。2つのものが互いに対応関係にあることを指し、coincideのように「同一点に重なる」というよりも「互いにマッチしている」という感覚。 |
| agree | 主に意見・考えが「合う」場面で使われ、人が主語になることが多い。coincideは物事・事象・概念が主語になることが多く、より客観的・記述的。 |
| overlap | 2つのものが「部分的に重なる」ニュアンスが強く、完全一致でなくてよい。coincideはより完全にぴたりと重なるイメージが強い。 |
対義語: differ、diverge、conflict
6派生語・関連語
-
coincidence
名詞
一致、偶然の一致
-
coincident
形容詞
同時に起こる、一致している -
coincidental
形容詞
偶然の、偶然に一致した -
coincidentally
副詞
偶然にも
7コロケーション
- coincide with ~(〜と同時に起こる/〜と一致する)
- interests coincide(利害が一致する)
- timing coincides(タイミングが重なる)
8確認テスト
“It is rare for personal interest and public duty to coincide.”
① 個人の利益と公的義務が衝突することは珍しい
② 個人の利益と公的義務が一致することは珍しい
③ 個人の利益と公的義務を比較することは珍しい
④ 個人の利益と公的義務が入れ替わることは珍しい
②。「個人の利益」と「公的義務」という別々の概念が、同じ地点にぴたりと重なり合う=「一致する」というコアイメージが使われている。coincideは「対立するものとして存在しているものが偶然または必然的に同じ点に落ち着く」というニュアンスを持ち、この文では個人の欲求と社会的責任が同じ方向を向くことが稀だと述べている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。