explicit
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
explicitはラテン語のexplicare(「折り畳まれたものを広げる」)に由来します。接頭辞ex-(外へ)+plicare(折る)で、「隠れたものを完全に外へ展開した状態」がコアイメージです。つまり、曖昧さや隠れた部分が一切なく、すべてが表に出ている・言葉にされている状態を指します。指示や説明が「明文化・明示されている」場面でも、映像や表現が「包み隠さずすべてさらけ出されている(=露骨な)」場面でも、根底にある「何も折り畳まず・隠さず外に広げ切った」というイメージは共通しています。
2意味一覧
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形容詞
明白な、はっきりと明示された
情報や指示が「すべて外に広げられ、隠れた部分がない」状態。曖昧さをなくして言葉で完全に示してあるというイメージ。 -
形容詞
露骨な、あからさまな(性描写・暴力表現など)
見せるべきでないものまで「完全にさらけ出した」状態。「折り畳んで隠す」ことをしない、という同じコアから自然に生まれる意味。 -
形容詞
(人・発言が)歯に衣着せぬ、率直な
思っていることを隠さず「外に全部広げて言う」態度。遠回しにしたり言葉を選んで隠したりしないニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
「明白な」という訳から obvious(誰が見ても明らかな)と混同しやすいが、explicitは「意図的に言葉や形で明示されている」こと。obviousは「(説明がなくても)自然とわかる」こと。explicit instructionsは「きちんと言葉にされた指示」であり、obvious instructionsとは意味が異なる。
「露骨な」という意味は文脈次第。sexually explicit(性的に露骨な)が代表例だが、日本語の「露骨」ほどネガティブでない場合もあり、「明示的な・直接的な」と訳すほうが自然なケースも多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| clear | 「わかりやすい・はっきりしている」という広い意味。explicitのように「意図的に言語化・明示してある」というニュアンスは薄く、より一般的な語。 |
| specific | 「具体的な・特定の」という意味。explicitが「隠さず外に出した」なら、specificは「ぼんやりせず絞り込まれた」イメージ。 |
| overt | 「公然の・表立った」という意味で隠れていないことを示すが、explicitほど「完全に言語化・詳述されている」ニュアンスはない。 |
| unambiguous | 「曖昧さのない」という意味。explicitと近いが、こちらは「複数の解釈が生まれない」ことに焦点があり、explicitは「積極的に全部明示した」ことに焦点がある。 |
対義語: implicit(暗黙の、含意された)、vague(曖昧な)、ambiguous(多義的な)
6派生語・関連語
-
explicitly
副詞
明示的に、はっきりと、露骨に -
explicitness
名詞
明示性、露骨さ -
implicit
形容詞
暗黙の、言外の(explicitの対義語で同語源)
7コロケーション
- explicit instructions(明確な指示)
- explicit content(露骨な内容・成人向けコンテンツ)
- be explicit about ~(〜についてはっきり述べる)
8確認テスト
“The contract contains an explicit clause prohibiting the use of confidential data.”
① 曖昧な
② 明示された
③ 露骨な
④ 暗黙の
②「明示された」が正解。契約書の条項という文脈で、「隠れた意図なく言葉として完全に書き記されている」ことを表しており、explicitのコアイメージ「完全に外に広げられた状態」が「明示された・明文化された」という訳に自然につながる。①③は文脈に合わず、④はimplicit(暗黙の)の意味であり正反対。
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