intrude
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
intrude の語源はラテン語の「intrūdere(中に押し込む)」。in-(中へ)+ trudere(押す)という構造で、「招かれてもいないのに無理やり押し入る」というコアイメージを持つ。物理的な場所への侵入だけでなく、他人のプライバシー・時間・思考など「本来立ち入るべきでない領域」に踏み込む場合にも広く使われる。日本語では文脈に応じて「侵入する」「邪魔をする」「押し付ける」などに訳し分けるが、いずれにも共通するのは「相手が望んでいないのに境界を越える」という越境感・迷惑感である。
2意味一覧
-
自動詞
(場所・状況に)無断で立ち入る、侵入する
物理的な空間という「境界」を歓迎されずに越える、コアイメージの最も直接的な用法。 -
自動詞
(プライバシー・会話・時間などに)割り込む、邪魔をする
空間だけでなく、他者の「個人的な領域」という見えない境界を押し越えるニュアンス。 -
他動詞
(意見・考えなどを)押し付ける、無理に持ち込む
他者の思考や状況の中に、求められていないものを力ずくで押し込むイメージ。 -
自動詞
(好ましくない考えや感情が)頭に浮かぶ、ふと忍び込む
不意に心の領域に「押し入ってくる」感覚で、unwanted thoughts(不本意な考え)の描写に使われる見落とされがちな用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「intrude into ~」と「intrude on ~」の使い分けに注意。into は物理的な空間への侵入、on はプライバシー・時間・権利など抽象的な領域への侵害に使われることが多い。(例:intrude into a room / intrude on someone’s privacy)
invade との混同に注意。invade は「大規模・組織的な侵略」のニュアンスが強いのに対し、intrude は「個人的・日常的なレベルの不法侵入や割り込み」を指す。また intrude は相手が不快・迷惑に感じる「越境感」に焦点が当たる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| invade | 軍隊による侵略など、より大規模・組織的な侵入。intrude より強制力・敵対性が強い。 |
| trespass | 主に法的意味での不法侵入。土地・財産への物理的な侵入に限定されることが多く、抽象的な「割り込み」には使いにくい。 |
| encroach | じわじわと少しずつ領域を侵していくイメージ。intrude の突然の押し入りと違い、徐々に境界を侵食するニュアンス。 |
| interfere | 他者の行動・計画に干渉・妨害するニュアンス。intrude が「場所・領域への押し込み」なら、interfere は「機能・進行への妨害」に焦点がある。 |
対義語: withdraw、retreat、respect(one’s privacy)
6派生語・関連語
-
intrusion
名詞
侵入、割り込み、邪魔(行為そのものを指す) -
intrusive
形容詞
邪魔な、立ち入りすぎる、迷惑な(intrusive questions:立ち入った質問) -
intruder
名詞
侵入者、不法侵入者
7コロケーション
- intrude on someone’s privacy(プライバシーを侵害する)
- intrude into a conversation(会話に割り込む)
- intrude on someone’s time(相手の時間を邪魔する)
8確認テスト
“He apologized for intruding on her grief.”
① 彼は彼女の悲しみに侵入したことを謝罪した。
② 彼は彼女の悲しみを邪魔してしまったことをわびた。
③ 彼は彼女の悲しみを押し付けたことを謝罪した。
④ 彼は彼女の悲しみを盗んだことをわびた。
②
「grief(悲しみ)」は物理的な場所ではなく、相手の「感情的な領域」。intrude on は「望まれていないのにその領域に踏み込む=邪魔をする」というコアイメージを持つ。この文脈では「立ち入る・侵入する」より「邪魔をする」が最も自然な訳になる。①は直訳すぎてぎこちなく、③④はコアイメージと一致しない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。