majority
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
majorityのコアイメージは「数・量が大きい方の側」。ラテン語のmajor(より大きい)が語源で、比較の概念が根底にある。全体を「大きい側」と「小さい側」に二分したとき、大きい方がmajority、小さい方がminorityという関係だ。「過半数」のように正確に半分を超えているかどうかというニュアンスと、「大部分」のようにおおよそ多い割合を指すニュアンスの両方を持つ。数えられる個々の人・物の「多数派」にも、数えられない量・程度の「大部分」にも使える点が特徴で、文脈によって訳語を柔軟に選ぶ必要がある。
2意味一覧
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名詞
多数派・大多数(集団の中で数が多い側)
「より大きい側」というコアから、グループを二分したときの人数の多い側を指す。選挙や投票の文脈で「多数派」と訳すのが典型。 -
名詞
大部分・大半(全体のうち多くの割合)
「the majority of +名詞」の形で、全体のうち量・割合が大きい方を指す。「大部分」「大半」と訳すと自然な文脈が多い。 -
名詞
過半数・得票差(半分を超えた数、または得票の差)
政治・選挙の文脈では、単に「多い側」だけでなく「半数超」の正確な意味を持つ。また「win by a majority of 50 votes(50票差で勝つ)」のように差を表すことも。 -
名詞
成年・成人年齢(法律用語)
「大きくなった状態」というコアから派生し、法律上「一人前になった」状態=成年を意味する。reach majority(成年に達する)の形で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「the majority of +名詞」が複数名詞に続く場合、動詞は複数形にすることが多い(例:The majority of students are…)。一方、数えられない名詞に続く場合は単数扱いになるので注意(例:The majority of the work is done.)。
majorityは原則として不可算名詞として使うため「a large majority(大多数)」とは言えても「majorities」と複数形にするのは特殊な文脈(例:複数の選挙結果を比べるとき)に限られる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| most | mostは「ほとんど全て」に近い最上級のニュアンスで最も口語的。majorityより範囲が広く、「大部分」よりも「ほぼ全部」に近い響きを持つことが多い。 |
| bulk | bulkは量・質量の「かたまり」感が強く、物質的・数量的な大部分に使う。人の集団には使いにくい。 |
| mass | massは「塊・集まり」のイメージで、the mass of peopleのように大勢の人々を一塊として捉える感覚。majorityのように大小比較の意識は薄い。 |
対義語: minority、few
6派生語・関連語
7コロケーション
- the majority of ~(~の大部分・大多数)
- win / gain a majority(過半数を獲得する)
- a vast / overwhelming majority(圧倒的多数)
8確認テスト
The candidate won the election by a majority of 3,000 votes.
①「候補者は3,000票の多数派で選挙に勝った」
②「候補者は3,000票差で選挙に勝った」
③「候補者は3,000票の大部分を得て選挙に勝った」
④「候補者は選挙で3,000人の大多数を得た」
②。by a majority of +数字は「〜票差で」という意味を表す選挙用語。majorityが「大きい側との差」を示すコアイメージから来ており、①・③・④のような訳では「差」の概念が抜け落ちてしまう。「3,000票差で当選した」が最も自然な日本語訳。
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