diagnosis
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
diagnosisはギリシャ語の「dia-(通じて・分けて)+ gnosis(知ること)」に由来する。つまり、表面的な症状を「貫き通して」内側の本質を「知る」行為がコアイメージだ。医療における「診断」が典型だが、このコアイメージは医療に限らず、問題・状況・機器の不具合など、複雑な事象の根本原因を分析して特定するあらゆる場面に広がる。「診断」という訳はあくまで医療文脈での日本語表現にすぎず、本質は「複雑な状態を分析して本当の原因・性質を見極める判断・結論」である。
2意味一覧
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名
(病気の)診断
医師が症状の奥にある本質的な病気の原因・種類を見極める判断がコアイメージそのもの。最も典型的な用法。 -
名
(問題・状況の)見立て・分析結果
医療以外でも、社会問題・企業の経営状態・機器の故障原因など、複雑な事象の根本を見極めた「診断」的分析結論を指す。「経済の見立て」「問題の分析」などと訳せる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「diagnosis」は結果(判断・結論)を指し、診察・検査という行為そのものは「examination」や「checkup」。「診断を受けた」を I received a diagnosis と言えるが、「診察を受けた」は I had an examination が自然。
複数形は「diagnoses(ダイアグノーシーズ)」と形が変わる不規則変化に注意。ギリシャ語由来の-sisで終わる名詞(analysis→analyses など)と同じパターン。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| assessment | 能力・価値・状況などを幅広く「評価・査定」するイメージ。diagnosisほど「本質を深く見極める」専門的なニュアンスは薄く、より一般的な評価に使う。 |
| analysis | 物事を細かく分解して調べる「分析」プロセス全体を指す。diagnosisが「判断・結論」に重点を置くのに対し、analysisは「調べる過程」そのものにも焦点が当たる。 |
| prognosis | 「予後・予測」を意味し、診断後の経過や将来の見通しを指す。diagnosisが「現在の状態の見極め」なら、prognosisは「これからどうなるかの予測」。混同しやすいので注意。 |
対義語: prognosis(予後・今後の見通し)、symptom(症状・表面的な現れ)
6派生語・関連語
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diagnose
動
診断する・(問題の原因を)見極める
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diagnostic
形
診断の・診断に用いる -
diagnostics
名
診断学・(コンピュータの)診断プログラム
7コロケーション
- make a diagnosis(診断を下す)
- early diagnosis(早期診断・早期発見)
- receive a diagnosis of ~(〜という診断を受ける)
8確認テスト
The engineer’s diagnosis of the system failure pointed to a corrupted software update as the root cause.
① エンジニアのシステム障害に関する診察
② エンジニアのシステム障害に関する分析結果・見立て
③ エンジニアのシステム障害に関する治療法
④ エンジニアのシステム障害に関する予測
②
この文はコンピュータシステムの障害という医療以外の文脈。diagnosisのコアイメージ「複雑な状態の本質を見極めた判断・結論」が発揮されており、「診断」と直訳するより「分析結果・見立て」が最も自然。①の「診察」は行為プロセスを指すため不適切。③の「治療法」はまったく別の概念。④の「予測」はprognosis(予後)に近いニュアンスで不正解。
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