politics
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
politicsのコアイメージは「権力・利益・影響力をめぐって人々が複雑に関わり合う営み」です。古代ギリシャ語の「polis(都市国家)」に由来し、「共同体の運営に関わる活動」が原義です。国家や政府の運営という意味の「政治」がよく知られていますが、このコアイメージは職場・学校・家族といった小さなコミュニティにも当てはまります。「office politics(社内の派閥争い)」のように、組織内での権力争いや根回し・腹の探り合いも politics と表現されます。「-s」がついた複数形のように見えますが、常にこの形で使われる不可算名詞的な扱いが基本です。
2意味一覧
-
名
政治;政治活動
国家・政府という最大規模の共同体における権力運営の営みを指す、最もスケールの大きい用法。 -
名
政治学
権力と共同体の運営を体系的に研究する学問。「politics as a subject(科目としての政治学)」のように使われる。 -
名
(組織・集団内の)駆け引き;派閥争い
コアイメージの本質が最も直接的に表れる用法。office politics(社内政治)のように、権力・利益をめぐる人間関係の腹の探り合いを指す。日本語の「政治」よりもずっと広い文脈で使われる重要な意味。 -
名
(個人の)政治的見解・立場
「What are your politics?(あなたの政治的立場は?)」のように、ある人物がどの方向の権力・体制を支持するかという「立ち位置」を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「politics」は常に -s がついた形でも、動詞は単数扱いが基本(Politics is a difficult subject.)。複数形の名詞ではないので注意。
日本語の「政治」は国家・政府レベルの話にほぼ限定されるが、英語の politics は「office politics(社内政治)」「family politics(家族間の力関係)」のように、あらゆる集団内の権力的駆け引きに使える点が大きな違い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| government | 統治・政府の仕組み・制度そのものを指す。政治の「運営システム」に焦点を当てており、人間の駆け引きや活動のニュアンスは薄い。 |
| diplomacy | 主に国家間の交渉・外交術を指す。politicsより範囲が狭く、対外的な関係に限定される。 |
| affairs | 「political affairs(政治的事柄)」のように、政治に関連する出来事・問題を指す。politicsほど「人間の駆け引き」のニュアンスは強くない。 |
対義語: apathy(政治的無関心)、neutrality(中立・不干渉)
6派生語・関連語
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political
形
政治的な;政治に関する
-
politically
副
政治的に -
politician
名
政治家
-
policy
名
政策;方針
-
politicize
動
〜を政治問題化する
7コロケーション
- engage in politics(政治に関与する)
- office politics(社内の派閥争い・社内政治)
- domestic / international politics(国内/国際政治)
8確認テスト
“Getting a promotion here isn’t about skill — it’s all about politics.”
① 政治活動
② 政治学の知識
③ 社内の派閥争い・根回し
④ 国際情勢
③ 解説:この文は「ここで昇進できるかどうかはスキルの問題ではなく、すべて politics による」という意味。職場という文脈なので、国家の「政治」ではなく、組織内の権力・人間関係の駆け引きを指している。politicsのコアイメージである「権力をめぐる人間の営み」が、職場という小さなコミュニティで発揮された典型的な用法。
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