distance
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
distanceのコアイメージは「二つの地点・存在の間に広がる空間的・時間的・心理的な隔たり」。物理的な距離だけでなく、時間的な隔たり(「遠い過去」)や、人間関係における心理的な距離感(「よそよそしさ」「疎遠さ」)も表せる。さらに動詞として「〜から距離を置く」という意味でも使われる。根底にあるのは「二点間に何かが広がって分かれている状態」というイメージ。物理的な離れ具合も、心が離れている状態も、時間が離れている状態も、すべてこの一つのコアで説明できる。
2意味一覧
-
名
(物理的な)距離、間隔
二点間の空間的な広がりそのもの。最も基本的なコアイメージの表れ。 -
名
(心理的・感情的な)隔たり、疎遠さ
物理的な空間の隔たりが、人と人の心の間の「距離感」「よそよそしさ」へと転じたもの。 -
名
(時間的な)隔たり、遠さ
「現在という地点」から「過去・未来という地点」への時間軸上の隔たりを、空間的な距離と同じイメージで捉えたもの。 -
動
(〜から)距離を置く、遠ざける
「隔たりを作る」という動的なプロセス。distance oneself from 〜 の形で「〜と距離を置く」と使われることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「distance」は物理的な距離だけと思いがちだが、人間関係の「心の距離感・よそよそしさ」や「時間的な隔たり」にも頻出する。特に keep one’s distance(距離を保つ)や distance oneself from 〜(〜から距離を置く)という表現は、物理的文脈ではなく心理・社会的文脈で使われることが多い。
「far distance」は実は冗長な表現で、ネイティブはあまり使わない。「a great distance(かなりの距離)」「in the distance(遠くに)」のような表現を覚えておくと自然な英語に近づける。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| gap | 主に「空白・差・ずれ」のニュアンスが強く、距離よりも「埋めるべき差異」を意識させる。世代間格差や認識のギャップなどに使う。 |
| interval | 時間的・空間的な「間隔・合間」を指し、規則的・反復的な隔たりに使われやすい。distanceより中立的。 |
| remoteness | 「遠く離れていること」という状態・性質を表す抽象名詞。物理的・社会的な遠さを強調するが、日常会話より書き言葉的。 |
対義語: proximity、closeness、nearness
6派生語・関連語
-
distant
形
遠い、遠方の;よそよそしい、疎遠な
-
distantly
副
遠くから;よそよそしく -
long-distance
形・副
長距離の(に)
7コロケーション
- in the distance(遠くに/遠方に)
- keep one’s distance(距離を置く/近づかない)
- at a distance(少し離れたところから)
8確認テスト
“After the promotion, he noticed a growing distance between himself and his former colleagues.”
① 距離
② 間隔
③ 溝・疎遠さ
④ 時間差
③「溝・疎遠さ」が正解。この文は物理的な離れ具合を言っているのではなく、昇進後に元同僚との間に生まれた心理的な隔たりを表している。distanceのコアイメージ「二点間の隔たり」が人間関係に適用された用法で、「距離ができた」と日本語訳することもできるが、文脈上「溝」「疎遠さ」がより本質を捉えている。①②は物理的・機械的すぎ、④は全く文脈に合わない。
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