election
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
electionの語源はラテン語の「eligere(選び出す)」に由来し、「e-(外へ)+ legere(選ぶ・集める)」が組み合わさったものです。コアイメージは「多くの中から選び出す行為・プロセス」。政治的な「選挙」はまさに「市民が候補者を選び出す行為」そのものです。また宗教的文脈では「神によって選ばれた者」という意味にもなります。electという動詞が「選ぶ」であることを押さえると、electionは「選ぶという行為・その結果」を指す名詞だとわかります。「選択」「当選」「就任」など文脈によって自然な日本語訳は変わりますが、根底にある「選び出す」というイメージは一貫しています。
2意味一覧
-
名
選挙
市民が多くの候補者の中から代表者を「選び出す」プロセス全体を指す。最も一般的な意味。 -
名
当選・選出
「選ばれた」という結果に焦点を当てた意味。his election to the Senate(上院への当選)のように、選ばれる側から見た表現。 -
名
(神学)選び・予定選(神に選ばれること)
「神が人を選び出す」という宗教的文脈でのコアイメージ。特にキリスト教神学で使われる。読解で突然登場して戸惑いやすい意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
electionは「選挙という行事・結果」を指す名詞で、「選挙に行く」はgo to an electionではなくgo to the polls / vote が自然。election単体では「投票行為」よりも「選挙という制度・出来事全体」を指す点に注意。
His election to the board(取締役会への選出)のように、政治に限らず「選出」という意味でも幅広く使われる。「選挙」という訳に引きずられて読み間違えないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| vote | 「投票」という行為そのものを指す。electionが制度・イベント全体なのに対し、voteは一人ひとりの意思表示の行為に焦点がある。 |
| poll | 投票所・投票行為・世論調査を指す。go to the pollsで「選挙に行く(投票しに行く)」。electionより口語的・具体的。 |
| appointment | 「任命・指名」による選出で、選挙なしに上から決める場合に使う。electionが民意による選出であるのに対し、こちらは権限者による選定。 |
対義語: appointment(任命)、defeat(落選)
6派生語・関連語
-
elect
動
選出する・選ぶ;(形容詞)当選した(まだ就任前)
-
elected
形
選挙で選ばれた -
elective
形・名
(形)選挙による・選択の;(名)選択科目 -
electoral
形
選挙の(electoral systemで「選挙制度」) -
electorate
名
有権者全体・選挙民
7コロケーション
- hold an election(選挙を行う)
- win / lose an election(選挙に勝つ/負ける)
- general election(総選挙・一般選挙)
8確認テスト
“His election to the board of directors was unanimously approved.”
①彼の取締役会への出馬は全会一致で承認された。
②彼の取締役会への選出は全会一致で承認された。
③彼の取締役会への選挙は全会一致で承認された。
④彼の取締役会への投票は全会一致で承認された。
②
【解説】electionのコアイメージは「選び出す行為・結果」。この文では政治選挙ではなく「取締役会に選ばれた(選出された)こと」を指している。「出馬」では意味が逆になり、「選挙」「投票」も文脈に合わない。「選び出された結果=選出」と読むのが最も自然。electionを「選挙」という日本語に固定してしまうと、ビジネス・組織の文脈での用法を読み誤る典型的なミス。
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