navigate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
navigateの語源はラテン語の「navis(船)+agere(動かす)」。船が波・風・暗礁などの障害を読み取りながらうまく進んでいくイメージがコアです。単に「移動する」のではなく、複雑な状況・環境を分析・判断しながら目的地へと導くプロセスを含みます。だから「嵐の中を航海する」だけでなく、「ウェブサイトを操作する」「複雑な官僚制度をうまく渡り歩く」など、障害や複雑さを乗り越えて進む場面全般に使われます。文脈によって「操縦する」「案内する」「切り抜ける」などさまざまな日本語になりますが、すべて根底には「障害を読みながら道を開く」というコアイメージがあります。
2意味一覧
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動詞
(船・飛行機などを)操縦する、航海する
物理的な障害(波・暗礁・気流など)を読みながら乗り物を進める、コアイメージそのままの用法。 -
動詞
(道を)案内する、誘導する
複雑な道や地形という「障害」を読んで、誰かを目的地まで導く行為。カーナビ(car navigation)の「ナビ」もここから来ている。 -
動詞
(ウェブサイト・画面を)操作する、閲覧する
情報の迷路(リンク・メニュー構造)を読みながら目的のページへ進む行為。デジタル空間での「航海」。 -
動詞
(困難な状況・複雑な制度を)うまく切り抜ける、渡り歩く
社会的・制度的な「障害」を読み解きながら目的を達成する比喩的用法。日本語では「乗り切る」「対処する」とも訳せる重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「navigate = 航海する」と覚えてしまうと、比喩的な用法(困難を切り抜ける、サイトを操作する)に気づけない。日本語訳はコアイメージから文脈に応じて導き出すことが大切。
driveやsteerとの混同に注意。driveは「力を加えて推進する」、steerは「方向をコントロールする」のが主眼なのに対し、navigateは「障害・状況を読みながら正しいルートを選ぶ」という判断・計画のプロセスに重点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| steer | ハンドルを切るなど「方向を制御する」物理操作に焦点。状況判断や経路選択のニュアンスはnavigateより薄い。 |
| pilot | 専門技術を持つ人が乗り物を操る「技能による操縦」に焦点。比喩的に困難を切り抜けるという意味はnavigateほど広くない。 |
| maneuver | 狭い場所や難しい状況で巧みに動かすことに焦点。「小回りを利かせる」ニュアンスが強く、戦略的に状況を読むnavigateとは微妙に異なる。 |
対義語: get lost、go astray
6派生語・関連語
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navigation
名詞
航法、操縦、ナビゲーション
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navigator
名詞
航法士、ナビゲーター、案内役 -
navigable
形容詞
(川・水路などが)航行可能な;(状況が)乗り越えられる -
nav
名詞(略語・口語)
カーナビ(car navigation systemの略)
7コロケーション
- navigate through ~ (〜を切り抜ける/〜の中を進む)
- navigate a website (ウェブサイトを操作する)
- navigate one’s way (自分で道を切り開く)
8確認テスト
“As a first-generation college student, he had no one to help him navigate the application process.”
① 航海する
② 操縦する
③ 切り抜ける
④ 案内地図を描く
③「切り抜ける」が正解。大学出願という複雑な「制度の障害」を読み解きながら進む比喩的用法で、「航海する」や「操縦する」では不自然。navigateのコアイメージ「障害を読みながら進む」が、大学入試という見えない迷路に当てはまっている例。「対処する」「乗り越える」なども文脈上OK。
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