peasant
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
peasantのコアイメージは「土地を耕して生きる、社会の底辺に位置する庶民」です。中世ヨーロッパでは農地に縛り付けられた農奴や小作人を指し、土地を所有する支配階級(lords)に対比される存在でした。単に「農業をする人」ではなく、「貧しく、教育もなく、社会的地位が低い」という含意が伴います。現代英語では歴史的・文字通りの意味のほかに、「無教養な田舎者・粗野な人間」という軽蔑的な比喩表現としても使われます。日本語の「農民」より階級的な低さと粗野さのニュアンスが強く、文脈によっては侮辱的な響きを持つ点に注意が必要です。
2意味一覧
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名詞
(歴史的)小作人・農民(土地を持たない貧しい農業従事者)
土地を所有する貴族・地主に対し、土地を耕して生きる社会最下層の人々というコアイメージが直接反映されている。 -
名詞
(比喩・軽蔑的)粗野な人・無教養な田舎者
「社会的地位が低く洗練されていない人」というコアイメージが転じて、現代でも教養や礼儀に欠けた人物を蔑む表現として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「農民」と訳すと日本語のニュアンスより穏やかになりすぎる場合がある。peasantには「貧しく地位が低い」という社会的含意と、場合によっては軽蔑的なトーンが含まれるため、文脈に応じて「小作人」「農奴」あるいは「田舎者」と訳し分けることが重要。
farmerとの混同に注意。farmerは「農場を経営・所有する農業者」で中立的なニュアンス。peasantは「土地を持たず貧しい農業従事者」という低い社会的地位の含みがある点で異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| farmer | 農場を経営・所有する農業者を指す中立的な語。社会的地位の低さや貧困のニュアンスはなく、peasantより広義で現代的。 |
| serf | 中世封建制度下で土地に縛り付けられた農奴を指し、peasantより強制性・隷属性が強い。法的な自由のない存在を指す。 |
| commoner | 「平民・庶民」という意味で、農業従事者に限らず支配階級以外の一般民衆を指す。peasantほど貧困・粗野のニュアンスはない。 |
| boor | 「粗野な人・無作法者」の意味でpeasantの比喩的用法と近いが、農民の意味はなく、もっぱら礼儀知らずな人物への侮辱語として使われる。 |
対義語: aristocrat(貴族)、noble(貴族・高貴な人)、lord(領主)、landowner(地主)
6派生語・関連語
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peasantry
名詞(集合名詞)
農民階級・農民たち全体(集合的に指す) -
peasant-like
形容詞
農民のような・粗野な
7コロケーション
- peasant farmer(小作農民)
- peasant revolt / peasant uprising(農民反乱・農民蜂起)
- poor peasant(貧しい農民)
8確認テスト
“Stop eating with your hands like that — you’re acting like a total peasant!”
① 農民のように土地を大切にしている
② 粗野で礼儀知らずな人のように振る舞っている
③ 勤勉に働く農業従事者を目指している
④ 歴史上の小作人について研究している
② 「粗野で礼儀知らずな人のように振る舞っている」が正解。この文はフォークを使わず手で食べることを叱っている場面で、peasantが「教養・礼儀のない粗野な人」という比喩的・軽蔑的な意味で使われている。歴史的な農民の意味ではなく、コアイメージの「社会的に洗練されていない人」という側面が現代的な用法として表れている例。
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