disrupt
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
disruptは「離れて(dis-)」+「壊す・破る(rupt)」という語源を持ち、ラテン語のdisrumpereに由来します。rupは「破裂する」という意味で、erupt(噴火する)やrupt(破裂)と同じ語根です。コアイメージは「それまで秩序立って流れていたものを、力強く断ち切り、バラバラに乱してしまう」こと。単なる「邪魔」とは違い、すでに動いているシステムや流れに外から割り込み、構造そのものをかき乱すニュアンスが強いです。現代では特にビジネス分野で「既存の業界を根底から変える」という意味でも頻出します。
2意味一覧
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動詞
(進行中のことを)中断させる・邪魔する
スムーズに進んでいた流れを外から断ち切るイメージ。授業や会議など、秩序ある進行を乱す場面に使われる。 -
動詞
(組織・システムなどを)混乱させる・機能不全にする
社会や組織という「秩序あるシステム」の構造そのものを破壊するイメージ。単なる一時的な邪魔ではなく、機能全体を乱す深刻なニュアンス。 -
動詞
(業界・市場を)破壊的に変革する・刷新する
ビジネス用語として、既存の秩序・業界構造を根底からひっくり返すという意味。「壊して作り変える」という現代的な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「interrupt(話や会話を一時的に遮る)」と混同しやすいが、disruptは単なる割り込みではなく「流れや秩序そのものを乱す」ニュアンスが強い。interruptは「ちょっと待って」レベルだが、disruptは構造へのダメージを含む。
ビジネス文脈での「disrupt an industry(業界を変革する)」はネガティブとは限らず、革新的な意味でも使われる。辞書的な「破壊する」という訳語だけで覚えると文脈を誤読しやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| interrupt | 話や作業を一時的に遮るだけで、構造へのダメージは含まない。disruptより軽度で、すぐ再開できるイメージ。 |
| disturb | 人や環境の「平穏・安定」を乱すニュアンス。心理的・感情的な乱れにも使えるが、システムの破壊力はdisruptより弱い。 |
| undermine | 土台をじわじわと崩す・弱体化させるイメージ。disruptが「断ち切る瞬発力」なら、undermineは「蝕む持続性」がある。 |
対義語: maintain、stabilize、restore
6派生語・関連語
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disruption
名詞
中断、混乱、(業界の)破壊的変革 -
disruptive
形容詞
混乱をもたらす、破壊的な(disruptive technology=破壊的技術) -
disruptively
副詞
秩序を乱すように、破壊的に
7コロケーション
- disrupt the supply chain(サプライチェーンを混乱させる)
- disrupt an industry(業界を根底から変革する)
- disrupt the flow of traffic(交通の流れを妨げる)
8確認テスト
“Smartphones have disrupted the camera industry beyond recognition.”
① カメラ業界の邪魔をしてきた
② カメラ業界を根底から覆してきた
③ カメラ業界を一時的に中断させてきた
④ カメラ業界に混乱を招いた末に消えていった
② カメラ業界を根底から覆してきた。「beyond recognition(見る影もないほど)」という強調表現が伴っており、一時的な邪魔や単純な混乱ではなく、業界の構造そのものを変えてしまったという変革のニュアンスが最も適切。これはdisruptのビジネス的コアイメージ「秩序ある流れを力強く断ち切り、作り変える」を正確に反映した用法。
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