comply
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
complyのコアイメージは「外部からの要求・規則・命令に自分の行動を合わせていく」こと。語源はラテン語の「complere(満たす、完成させる)」にさかのぼり、「相手が期待する形を満たす」というニュアンスが根底にある。ポイントは、抵抗なくスムーズに応じるというよりも、「そうしなければならない状況・義務感があるなかで、実際に行動として従う」というニュアンスを含む点だ。命令や規則といった外圧に対して能動的に自分の行動を適合させる、というイメージをつかむと、法律・規制・指示への「準拠・遵守」という意味も自然に理解できる。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(規則・要求・命令などに)従う、応じる
外部の要求や規則が示す「形」に自分の行動を合わせていく、というコアイメージがそのまま「従う・応じる」という訳に結びつく。 -
動詞(自動詞)
(法律・基準などに)準拠する、遵守する
法的・制度的な基準という「枠」に自分(または組織)の行動を収める、というコアイメージから「準拠・遵守」という専門的な訳語が生まれる。ビジネス・法律文書で頻出。 -
動詞(自動詞)
(依頼・要望に)聞き入れる、承諾する
相手の要望という「形」を受け入れて実際に行動に移す点で、単なる口頭の「同意」ではなく「実際に応じる」というニュアンスが出る。
3例文
4よくある間違い・注意点
complyは必ず「comply with ~」の形で使う自動詞。「comply the rules」のように直接目的語を置くのは誤り。with を忘れないこと。
obeyと混同しやすいが、obeyは上位者の命令に服従するという上下関係のニュアンスが強い。complyはより中立的で、規則・基準・要望など幅広い対象に使え、ビジネス・法律の文脈で特に好まれる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| obey | 上司・親・権威者など上下関係のある命令に「服従する」イメージが強く、comply より感情的・人格的なニュアンスを伴う。規則や基準ではなく「人」の命令に使われることが多い。 |
| adhere to | 「くっついて離れない」というイメージで、規則・原則・方針に「忠実に守り続ける」継続的なニュアンスが強い。complより意志や信念が感じられる。 |
| conform to | 社会的規範や慣習に「合わせる・順応する」というイメージ。complよりも「周囲の期待や慣習に自分を合わせる」社会的文脈で使われやすい。 |
| abide by | 「(ルール・決定などを)甘んじて受け入れ守る」というニュアンスで、やや受け身的・忍耐的な含みがある。試合の判定や合意事項などに使われやすい。 |
対義語: defy、violate、disobey、resist
6派生語・関連語
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compliance
名詞
従うこと、遵守、コンプライアンス(法令遵守)
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compliant
形容詞
(規則・要求などに)従っている、準拠した;従順な -
non-compliance
名詞
不遵守、違反(法律・規制などに従わないこと)
7コロケーション
- comply with regulations(規制を遵守する)
- comply with a request(要請に応じる)
- fail to comply with the law(法律に従わない)
8確認テスト
“The company failed to comply with environmental regulations and was fined heavily.”
① 環境規制を無視しようと試みた
② 環境規制に準拠できず、多額の罰金を科された
③ 環境規制について苦情を申し立て、罰金を受けた
④ 環境規制を廃止しようとして、罰金を科された
②。comply with は「(規則・基準に)従う・準拠する」という意味で、fail to comply with は「従うことができなかった=遵守しなかった」となる。法律・規制の文脈では「準拠する」という訳語が最も自然。①③④はいずれもcomplyのコアイメージ(要求された形に自分を合わせる)とかけ離れた内容になっている。
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