heredity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
heredityのコアイメージは「親から子へと連鎖的に引き継がれる性質・特徴の仕組み」です。語源はラテン語の’heres’(相続人・後継者)で、財産や地位を受け継ぐという概念が起源にあります。生物学的には親の遺伝子が子に伝わる「遺伝」、社会的には家柄・身分・財産が受け継がれる「世襲」を指します。どちらの意味も「世代をまたいで受け継がれる」という根底の流れが共通しており、自分の意志ではなく生まれながらにして受け取るものというニュアンスが含まれています。environmentと対比されることが多く、「nature vs. nurture(遺伝か環境か)」という古典的な議論の文脈で頻出します。
2意味一覧
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名詞
遺伝(親の生物学的特質が子に伝わること)
「親から子へ受け継がれる」コアイメージが生物学の文脈に適用されたもの。遺伝子という目に見えない形で世代をまたいで引き継がれる性質を指す。 -
名詞
世襲・遺産相続(地位・財産・制度などが次世代に引き継がれること)
語源の「相続人」に直結する意味。財産や社会的地位が親から子へと受け継がれるという概念で、生物学的な遺伝と同じ「受け継ぐ流れ」を社会的文脈で表す。 -
名詞
(文化・気質などの)継承・受け継がれた特性
個人の気質、民族の文化的特徴、社会集団の慣習など、必ずしも遺伝子によらないが「世代を超えて受け継がれる」ものにも使われる拡張的な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
heredityは「遺伝という仕組み・原理」を指す抽象名詞であり、具体的な「遺伝子」(gene)や「遺伝的な特徴・形質」(genetic trait)とは異なります。「遺伝で目の色が決まる」と言いたい場合、heredityよりもgenetics(遺伝学)やgenes(遺伝子)を使う方が自然なことが多いです。
hereditaryとの混同に注意。heredityは名詞で「遺伝(という仕組み)」、hereditaryは形容詞で「遺伝性の・世襲の」という使い方をします(例:a hereditary disease=遺伝性疾患)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| genetics | 遺伝学という学問分野・科学的メカニズム全体を指し、heredityより技術的・具体的。「遺伝子の働き」に焦点が当たる。 |
| inheritance | 財産・権利・形質などを「受け継ぐ行為・結果」に焦点を当てた語。heredityが「受け継がれる仕組み・原理」を指すのに対し、inheritanceは「受け継いだもの・相続」そのものを指す。 |
| lineage | 血統・家系の連なりに焦点を当てた語。heredityが「伝わる仕組み」を指すのに対し、lineageは「どの家系から来たか」という系譜そのものを重視する。 |
対義語: environment、nurture
6派生語・関連語
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hereditary
形容詞
遺伝性の・世襲の(例:hereditary disease=遺伝性疾患) -
hereditarian
形容詞・名詞
遺伝決定論(者)の・遺伝を重視する立場 -
inherit
動詞
(性質・財産などを)受け継ぐ・相続する
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heir
名詞
相続人・後継者(語源的に同根)
7コロケーション
- heredity and environment(遺伝と環境)
- role of heredity(遺伝の役割)
- laws of heredity(遺伝の法則)
8確認テスト
“In many royal families, the right to rule has been determined by heredity for centuries.”
① 遺伝
② 世襲
③ 血液型
④ 家族愛
② 世襲。王族の「統治する権利」が代々引き継がれるという社会的・制度的文脈では、heredityは「世襲」と訳すのが最も自然。「遺伝」では生物学的なニュアンスが強くなりすぎてしまう。コアイメージ「親から子へ受け継がれるもの」が、ここでは地位・権力として現れている。
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