heir
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
heirのコアイメージは「法的・社会的な権利または資格に基づいて、何かを受け取ることが定められている人」です。単に物をもらう人(recipient)ではなく、血統・法律・制度によって継承する権利が保証されている点が核心です。財産や地位が自動的に「次の人へ渡る」という継続性・連続性のニュアンスを持ちます。王位・爵位・財産など有形無形のものに使われますが、比喩的に「ある思想・伝統・時代の後継者」という抽象的な意味にも広がります。この「権利として受け取る側にいる人」というコアイメージを押さえれば、文脈に応じた訳を自然に導き出せます。
2意味一覧
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名詞
(法律・慣習上の)相続人
財産や遺産を法的権利として受け継ぐことが定められた人を指す。最も基本的なコアイメージの表れ。 -
名詞
(地位・称号などの)継承者・後継者
王位・爵位・会社の代表権など、財産以外の「地位」も権利として引き継ぐ者に使われる。コアイメージの「権利として受け継ぐ」が地位に適用されたもの。 -
名詞
(思想・文化・時代などの)継承者・後継者(比喩的)
「ある伝統や思想の次世代の担い手」という比喩的用法。物質的なものではないが、前の世代から確かに受け継ぐ「権利と責任を持つ者」というコアイメージが保たれている。
3例文
4よくある間違い・注意点
発音に注意。heirは「エア(éɚ)」と読み、hは発音しない。airと同じ発音のため、聞き取り・スペリングのミスが起きやすい。
successor(後継者)と混同しやすいが、heirは「血統・法律・制度による権利として」継ぐニュアンスが強く、successorは単に「次に続く人・もの」を広く指す中立的な語。会社の後任CEOにはsuccessorが自然で、heirは使いすぎると大げさになることがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| successor | 単に「次に続く人・後任」を指す広義の語。heirのような「権利として定められた」という強い法的・血統的ニュアンスはない。 |
| inheritor | 「受け継ぐ行為」に焦点を当てた語。heirより口語的で、財産相続だけでなく文化・習慣の継承にも使う。権利の含意はheirより薄い。 |
| beneficiary | 遺言や保険などで利益を受ける「受益者」。権利を持つ点は似ているが、地位・称号の継承には使えず、金銭的・物質的恩恵の受取人に限定される。 |
対義語: testator(遺言者・財産を残す側)、predecessor(前任者・先代)
6派生語・関連語
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heiress
名詞
女性の相続人・後継者 -
heirloom
名詞
家宝・先祖伝来の品(世代を超えて受け継がれるもの) -
heir apparent
名詞(句)
推定相続人(法的に確定した継承者)
7コロケーション
- heir to the throne(王位継承者)
- sole heir(唯一の相続人)
- rightful heir(正当な後継者・相続人)
8確認テスト
「She considers herself the true heir to the feminist movement of the 1970s.”
① 1970年代のフェミニスト運動の真の相続人
② 1970年代のフェミニスト運動の真の批判者
③ 1970年代のフェミニスト運動の真の継承者
④ 1970年代のフェミニスト運動の真の創始者
③「真の継承者」が最も自然。heirは比喩的に思想・運動・文化を「権利として受け継ぎ、次世代に繋ぐ使命を持つ者」を表す。①の「相続人」は財産的なニュアンスが強く、思想の文脈ではやや不自然。②・④はheirの意味とは全く異なる。コアイメージ「権利として受け継ぐ者」が抽象的な社会運動に適用された典型例。
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