menace
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
menaceのコアイメージは「悪い事態を引き起こしかねない、危険な圧力・存在がじわじわと迫っている」感覚です。語源はラテン語のminari(脅す)で、単なる一時的な怖さではなく、継続的・潜在的に危害や悪影響をもたらす可能性を持つものを指します。「威嚇・脅迫」という能動的な行為から、「脅威・危険」という状態、さらには「厄介者」という存在そのものまで、すべて『周囲に害をもたらす圧力源』という一本の軸で繋がっています。threatが一瞬の言葉による脅しに近いのに対し、menaceはじわじわと圧迫してくるような不気味さ・危険性のニュアンスが強いのが特徴です。
2意味一覧
-
名
脅威・危険(をもたらす存在・状況)
じわじわと悪影響を及ぼしかねない存在・状況そのものを指す最も基本的な使い方。地球温暖化やテロなど抽象的な「危険源」に使われやすい。 -
名
脅迫・威嚇(の言動)
「圧力をかけて相手を恐れさせる」という能動的な行為を表す。コアの「害をもたらす圧力」が言葉や態度という形で現れたもの。 -
名
厄介者・迷惑な人(もの)
周囲に不快や害を与え続ける人・物を指すやや口語的な用法。「脅威の源」というコアイメージが人物に適用されたもの。 -
動
〜を脅かす・威嚇する
名詞のコアイメージをそのまま動詞化したもの。「害をもたらす圧力を向ける」という行為を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
threatとの混同に注意。threatは「お前をどうにかしてやる」という具体的・一時的な脅しの言葉に近いのに対し、menaceはじわじわと害をもたらす「脅威の源」としての不気味さや危険性が強い。文脈によってはほぼ同義だが、抽象的・継続的な危険にはmenaceが自然。
menaceは名詞だけでなく動詞としても使われる点を見落としがち。’The bully menaced the younger students.’(そのいじめっ子は下級生たちを威圧した)のように動詞用法も重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| threat | 具体的な言葉や行動による一時的・直接的な脅しに近い。menaceよりも短期的・明示的なニュアンス。 |
| hazard | 事故や危険を引き起こしうる物理的・偶発的なリスクに焦点。menaceのような「意図的・継続的な圧力」の含意は薄い。 |
| peril | 切迫した深刻な危険を指す文語的な語。menaceより危機の深刻さ・緊迫感が強い。 |
対義語: safety、protection、blessing
6派生語・関連語
-
menacing
形
脅迫的な・不気味に迫るような -
menacingly
副
脅すように・不気味に
7コロケーション
- a menace to society(社会への脅威)
- pose a menace(脅威をもたらす)
- public menace(公共の迷惑・社会的脅威)
8確認テスト
“The gang leader stared at the witness with pure menace in his eyes.”
① 純粋な好奇心
② 明らかな脅迫的な眼差し
③ 深い悲しみ
④ 強い羨望
② 正解は②。menaceは「じわじわと圧力をかけてくる脅威・威圧感」がコアイメージ。この文では目つきに込められた「威嚇・脅しの雰囲気」を表しており、「脅迫的な(眼差し)」が最も自然。単なるthreat(言葉による脅し)と違い、態度や存在感そのものが醸し出す不気味な圧力感を表している。
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