wither
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
witherのコアイメージは「内側から水分や生命力が失われ、徐々に縮んで干からびていく過程」です。もともとは植物が水を失って枯れしおれる様子を表しましたが、そこから「かつて持っていた生き生きとした活力・輝き・張りが時間とともに失われていく」という抽象的な意味にも広がりました。単なる「なくなる」ではなく、「あったものが内側から干上がるように衰退する」という漸進的・不可逆的なプロセスが含まれているのがポイントです。また、人を冷たい視線や言葉で「萎縮させる」という他動詞用法にも、この「相手の生命力を奪う」イメージが生きています。
2意味一覧
-
自動詞
(植物が)しおれる、枯れる
内側から水分が失われ、植物が縮んでいくプロセスそのもの。コアイメージの最も原義的な用法。 -
自動詞
(人・精神・感情などが)衰える、しぼむ
植物の「水分が抜けて萎む」イメージが抽象化され、活力・希望・愛情などが内側から失われていく様子を表す。 -
他動詞
(人を)萎縮させる、圧倒してひるませる
冷たい視線・批判などが相手の生命力を奪うイメージ。「wither someone with a look(一瞥で相手を萎縮させる)」のように使う。見落とされがちな重要用法。 -
他動詞
(物事を)衰退させる、廃れさせる
外部の力が何かの生命力を奪い、干からびさせるイメージ。制度・文化・産業の衰退にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
witherは単なる「枯れる・消える」ではなく、「かつて持っていた生命力が内側から徐々に失われる」プロセスを含む点に注意。fade(色あせる・徐々に消える)やdie(死ぬ・急に終わる)とは異なり、過去の輝きや活力との対比が含意されている。
他動詞用法「萎縮させる」を見落としがち。特に『wither someone with a look / stare / glance』は文学的文章でよく登場するのに、辞書の訳語だけ覚えていると意味が取れなくなる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fade | 色や光が「徐々に薄れて消えていく」イメージ。witherのような「干からびる・縮む」感はなく、静かに薄くなる印象。 |
| wilt | 主に植物が水不足で「ぐったりとしおれる」様子。witherより一時的・可逆的なニュアンスが強く、水を与えれば回復するイメージ。 |
| shrivel | 熱や乾燥で「縮んでシワシワになる」物理的変化を強調。witherより視覚的・形状的な変形を前面に出した語。 |
| decay | 腐敗・分解によって「朽ちていく」プロセス。witherが乾いて萎む感覚なのに対し、decayは湿って崩れる感覚に近い。 |
対義語: flourish、thrive、bloom
6派生語・関連語
-
withered
形容詞
しおれた、枯れた、しぼんだ(「withered flowers」「withered old man」など) -
withering
形容詞
(批判・視線などが)人を萎縮させるような、痛烈な(「withering criticism」など) -
witheringly
副詞
萎縮させるように、痛烈に
7コロケーション
- wither away(徐々に衰えて消えていく)
- withering look / stare / glance(人を萎縮させるような視線)
- withering criticism / remark(痛烈な批判・言葉)
8確認テスト
“The professor gave the student a withering look when he arrived late to the exam.”
① 心温まる視線を向けた
② 悲しそうな表情を見せた
③ 萎縮させるような一瞥を向けた
④ 驚いたような目で見た
③。witherのコアイメージ「生命力を奪い干からびさせる」が形容詞化したwithering。look(視線)と組み合わさり、相手を萎縮・圧倒するような冷たく鋭い目つきを表す。文脈(試験に遅刻した学生への教授の反応)からも、温かさや悲しみではなく、相手をひるませる圧力ある視線が自然。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。