aristocracy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
aristocracyはギリシャ語の「aristos(最良の)」+「kratos(支配・力)」に由来する。コアイメージは「最も優秀・高貴とされる人々が頂点に立つ秩序」。もともとは哲学的な政治概念で「最良の者が統治する政治体制」を指したが、歴史の中で「生まれによって最良とみなされた階層=貴族層」そのものを指す意味が定着した。単なる「お金持ち」ではなく、血統・家柄・格式によって裏打ちされた上流階層というニュアンスが強い。また比喩的に「ある集団の中での最精鋭・エリート層」という意味にも広がる。
2意味一覧
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名
貴族政治(最良の者が統治する政治体制)
語源どおり「最良の者による支配」という政治制度を指す、最も古典的・哲学的な用法。 -
名
貴族社会・貴族階級(血統や家柄で区別された上流層)
「最良とされる者たち」が世代を超えて形成した社会集団という意味で、今日最もよく使われる意味。 -
名
(比喩)ある分野での最精鋭・エリート層
「最良の者たち」というコアイメージが比喩に転用され、「知識人の貴族」「労働貴族(aristoctacy of labor)」のように特定分野のトップ層を指すことがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
aristocracy(貴族階級・制度)とaristocrat(貴族の個人)を混同しやすい。「彼は貴族だ」と言うときはHe is an aristocrat.が正しく、He is an aristocracy.は誤り。
「貴族政治」という政治体制の意味が試験に出たとき、単に「お金持ち」や「上流社会」と訳すとニュアンスがずれる。血統・家柄による秩序という含意を意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| nobility | 称号・爵位(公爵・伯爵など)を持つ正式な貴族層を指すことが多く、制度的・法的な側面が強い。aristocracyより格式ばった語。 |
| gentry | 爵位はないが上流・紳士階級を指し、aristocracyより一段下の層。イギリス社会の文脈でよく使われる。 |
| elite | 血統よりも能力・地位・権力によって選ばれた精鋭層を指し、比喩的・現代的な文脈で幅広く使われる。出自より実力寄りのニュアンス。 |
| upper class | 社会的・経済的な上流階級を指すカジュアルな表現。aristocracyのような歴史的・制度的な含みは薄い。 |
対義語: democracy(民主政治)、commoners(平民)、proletariat(プロレタリアート)
6派生語・関連語
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aristocrat
名
貴族(個人)
-
aristocratic
形
貴族的な、貴族の
-
aristocratically
副
貴族的に
7コロケーション
- the landed aristocracy(土地を持つ貴族層)
- member of the aristocracy(貴族階級の一員)
- hereditary aristocracy(世襲貴族制)
8確認テスト
“In medieval Europe, the aristocracy held enormous political and economic power over the peasantry.”
①貴族たちが政治や経済に関心を持っていた
②貴族階級が農民層に対して絶大な政治的・経済的権力を持っていた
③最良の統治者が農民の教育に力を入れていた
④民主主義的な上流市民が中世の経済を支えていた
②が正解。the aristocracyは「貴族階級(集団)」を指し、peasantry(農民層)と対置されている。blood lineと制度に裏打ちされた支配層というコアイメージが、「絶大な権力を持つ階級」という訳に自然につながる。①は「関心を持つ」という訳が文意を外しており、③④はコアイメージと無関係な誤訳。
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