identity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
identityのラテン語の語源は「idem(同じ)」で、「ある存在が、他の何者でもなく、まさしくそれ自身であるという一致の感覚」がコアイメージです。「身元」は「この人物はまさしく誰であるか」、「アイデンティティ(自己同一性)」は「自分が自分であるという一致感」、「独自性」は「他のものとは違う、まさしくこれ自身のもの」、「同一性」は「AとBがまったく同じものだという一致」——すべて「ある存在がそれ自身に一致すること」という核心から派生しています。
2意味一覧
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名
身元・正体
「この人物がまさしく誰なのか」という一致感。他ならぬその人物であることを確認する文脈で使われる。 -
名
アイデンティティ・自己同一性
「自分はまさしくこういう人間だ」という内面的な一致感・自己認識。思春期の「自分探し」で問われるのがこれ。 -
名
独自性・固有の性質
集団・文化・組織が「他と紛れもなく区別される、まさしくそれ自身のもの」を持っているという意味。 -
名
同一性(数学・論理学)
AとBが「まったく同じである」という一致を指す。数学では等式・恒等式(identity)として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「identity」を「個性(personality)」と混同しがちだが、identityは「自分が何者であるかの根幹的な一致感・所属感」であり、personalityは「外から見える性格・気質」を指す。自分が日本人である、女性である、医者であるといった帰属意識はidentityだが、明るい・内気といった気質はpersonality。
「本人確認」の文脈で「prove one’s identity」と言うが、これを「個性を証明する」と誤訳しないこと。あくまで「まさしくその人物であることを証明する=身元証明」の意味。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| individuality | 「他の誰とも違う個性・独自性」に焦点を当てる。identityが「自分が何者か」という帰属・一致感なのに対し、individualityは「他との差異」が前面に出る。 |
| personality | 外から観察できる性格・気質・人柄を指す。identityが内面の「自分とは何者か」という認識であるのに対し、personalityは他者の目に映る特性。 |
| character | 道徳的・倫理的な性格・品性を指すことが多い。identityよりも「その人の人格的な質」という評価的ニュアンスが強い。 |
対義語: anonymity、otherness
6派生語・関連語
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identify
動
同一であると認める・特定する・見分ける
-
identical
形
まったく同一の・同じ
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identification
名
身元確認・同一視・同定 -
identify with ~
熟
~に自分を重ね合わせる・~に共感する
7コロケーション
- prove one’s identity(身元を証明する)
- national / cultural identity(国民的/文化的アイデンティティ)
- identity theft(なりすまし犯罪・個人情報盗用)
8確認テスト
“Globalization has made it harder for small nations to maintain their cultural identity.”
① 身元
② 個性的な性格
③ 独自の文化的特性
④ 国民の証明書
③「独自の文化的特性」
解説:この文脈での identity は、小国が他と紛れもなく区別される「まさしくその文化自身のもの」を保つことの困難さを述べている。「身元(①)」は人物確認の文脈、「性格(②)」は personality に近いニュアンス、「証明書(④)」は identification card の略称的な俗語的用法であり不適切。③が「それ自身に一致した固有のもの」というコアイメージを最もよく捉えている。
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