temperament
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
temperamentの語源はラテン語のtemperare(混ぜ合わせる・調合する)。古代・中世医学では、血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁の4つの体液の「混合比率」が人の性格を決めると考えられており、その配合具合こそがtemperamentだった。つまり「生まれながらにして決まった、変えにくい性格の基盤」がコアイメージ。後天的に身につけた品格(character)や行動傾向(personality)と違い、先天的・本能的な気質の色合いが強い。動物に使われることも多く、「その個体が生まれつき持つ反応パターン」というニュアンスをつかんでおくと読解に役立つ。
2意味一覧
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名詞
気質・気性(生まれつきの性格的傾向)
体液の「混合比率」=その個体が生まれながらに持つ感情・行動パターンの土台を指す。「気性が荒い」「神経質な気質」のように変えにくい本性として使われる。 -
名詞
(音楽)音律・調律法
音を「混ぜ合わせて調整する」という語源から、鍵盤楽器などの音程を微調整して音階を成立させる技法も指す。equal temperament(平均律)はその代表例。 -
名詞
感情の起伏・気難しさ(慣用的に)
a fit of temperamentのように、感情的な爆発や気むずかしさを指すこともある。「混合比率」が偏って不安定になったイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
temperamentとpersonality・characterは混同されやすい。personalityは他者に見える「表の性格」、characterは経験や道徳で培われた「品性」、temperamentは先天的で変えにくい「気質の土台」。temperamentを「性格」とだけ覚えると、この生まれつきのニュアンスが抜け落ちる。
temperamental(形容詞)は「気性の激しい・気まぐれな」という否定的なニュアンスになりやすい点に注意。She is very temperamental.は「彼女は気性が激しくて扱いにくい」という意味になることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| disposition | やはり生まれつきの傾向を指すが、より日常的・穏やかな文脈で使われる。temperamentほど強い「感情的な爆発力」のイメージはない。 |
| personality | 他者に見える表の性格全体を指し、後天的な要素も含む。temperamentよりも幅広い概念。 |
| character | 経験・教育・道徳観によって形成された「品性・人格」。後天的要素が強く、temperamentの先天性とは対照的。 |
| nature | 「本性・天性」と訳され、temperamentに近いが、より哲学的・抽象的。人間だけでなく物事の本質にも使われる。 |
対義語: acquired character(後天的品性)
6派生語・関連語
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temperamental
形容詞
気質の;気性の激しい・気まぐれな -
temperamentally
副詞
気質的に;生まれつき -
temper
名詞・動詞
【名】気性・怒り;【動】和らげる・調合する(同じ語根を持つ)
7コロケーション
- artistic temperament(芸術家気質)
- have a nervous / calm temperament(神経質な/穏やかな気質を持つ)
- equal temperament(平均律)
8確認テスト
“Children differ greatly in temperament; some are bold and outgoing from birth, while others are shy and cautious.”
①気分 ②体調 ③気質 ④習慣
③気質。from birthという語句がtypicalなtemperamentのコアイメージ(生まれつきの傾向)を明示している。「気分」はmood、「体調」はcondition、「習慣」はhabitに対応する。この文は、子どもが生まれながらにして持つ感情・行動パターンの個人差を述べており、まさにtemperamentの本質的な使い方。
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