wrinkle
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
wrinkleのコアイメージは「本来なめらかであるべき表面が折れ曲がったり歪んだりしてできた乱れ」です。布のしわ、皮膚のしわはまさにこの典型例。さらにこのイメージが抽象的に広がると、「物事がうまく進まなくなる小さな問題・難点」という意味にもなります(例:iron out the wrinkles=問題点を解消する)。また口語では「気の利いたコツ・工夫」という意味も持ちます——滑らかでない「ひと手間加えたアイデア」というニュアンスです。表面の乱れという具体的イメージから、「スムーズでない何か」が比喩的に広がっていると理解すると、あらゆる文脈に対応できます。
2意味一覧
-
名
(布・皮膚などの)しわ
表面がなめらかでなく折れ曲がった状態そのもの。コアイメージの最も具体的な現れ。 -
名
(計画・状況などの)小さな問題点・障害
物事が「しわくちゃ」に歪んだ状態のイメージが抽象化され、スムーズに進まなくする小さな乱れを指す。 -
名
(口語)気の利いたコツ・新たな工夫
表面に生まれた「ひと折れ」が、ひと工夫・ひとひねりのある発想という肯定的なニュアンスへと転じたもの。 -
動
(~を)しわくちゃにする、しわが寄る
名詞の状態を「引き起こす」動詞形。布・顔などの表面に乱れを生じさせる動作。
3例文
4よくある間違い・注意点
「iron out the wrinkles」は直訳すると「しわを伸ばす」だが、実際は「問題点を解消する」という比喩表現。この慣用句で登場するwrinkleを「しわ」とだけ覚えていると意味が取れなくなるので注意。
wrinkle(小さく細かい折れ線)とcrease(はっきりした折り目)は混同されやすい。wrinkleは不規則で細かい乱れ、creaseはプレスした折り目のようなより明確な線を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| crease | 折り目のように直線的ではっきりした線。wrinkleより意図的・規則的な折れ目のニュアンスが強い。 |
| fold | 布などをたたんだ「折り」全般を指し、wrinkleより大きな単位の変形。 |
| furrow | 主に額などにできる深く刻まれた溝状のしわ。wrinkleより深刻で年齢・表情を強調する文語的な語。 |
対義語: smoothness、evenness
6派生語・関連語
-
wrinkled
形
しわのある、しわくちゃの -
wrinkly
形
(口語)しわだらけの -
unwrinkled
形
しわのない、なめらかな
7コロケーション
- iron out the wrinkles(問題点を解消する)
- wrinkle one’s nose / brow(鼻/眉をしかめる)
- fine wrinkles(細かいしわ)
8確認テスト
“The new policy is mostly good, but there are still a few wrinkles to work out.”
① 新しい方針は概ね良いが、まだいくつかのしわが残っている。
② 新しい方針は概ね良いが、まだいくつかの問題点を解決する必要がある。
③ 新しい方針は概ね良いが、まだいくつかのコツを学ぶ必要がある。
④ 新しい方針は概ね良いが、まだいくつかの折り目を伸ばす必要がある。
②。wrinkleは「表面の乱れ」というコアイメージが抽象化され、「物事をスムーズに進めなくする小さな問題点」を意味する。「work out wrinkles」は「iron out the wrinkles」と同様の比喩表現で、布のしわを取り除くように問題点を解消するという意味。①は直訳すぎて文脈に合わず、③④もコアイメージの一側面だが、この文脈では②が最も自然。
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