antibiotic
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
antibiotic は「anti-(〜に対抗する)」+「bio(生命・生物)」+「-tic(形容詞/名詞語尾)」から成る言葉。字義通りに読めば「生命に対抗するもの」。ただしここで「対抗する相手」は人体ではなく、体内に侵入した細菌という「別の生命体」。つまりコアイメージは「体に害を与える微生物の生命活動を止める・妨げる働き」。もともとは形容詞として「細菌の増殖を抑制する性質の」という意味で使われ、そこから転じて名詞「抗生物質」としても定着した。語根 bio を意識することで、「薬」という暗記ではなく「生命に対抗する仕組み」として理解でき、形容詞用法も自然に把握できる。
2意味一覧
-
名詞
抗生物質(細菌感染症に対して処方される薬)
細菌という「生命」の活動に対抗する物質、というコアイメージがそのまま「抗生物質」という訳に結びつく。ペニシリンをはじめカビや細菌が産生する化合物が原型。 -
形容詞
抗生の、抗菌作用をもつ
「生命(=細菌)に対抗する性質」を表す形容詞用法。antibiotic properties(抗菌特性)、antibiotic resistance(抗生物質耐性)などの形で頻繁に使われる。名詞用法ばかりに目が行きがちだが、形容詞としての使い方も重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
antibiotic はウイルス感染(風邪・インフルエンザなど)には効かない。「細菌の生命活動を止める」ものであり、ウイルスには別の仕組みの薬(antiviral)が必要。「薬=antibiotic」と雑に覚えると誤用になる。
形容詞用法を見落としやすい。antibiotic resistance(抗生物質耐性)、antibiotic treatment(抗生物質治療)など名詞を修飾する形でも頻出するため、品詞を意識して読むこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| antimicrobial | 「微生物全般(細菌・真菌・ウイルスなど)」に対抗するという広い概念。antibiotic が主に細菌を標的にするのに対し、antimicrobial はより広範な病原体を対象にする場合に使われる。 |
| antibacterial | 「細菌に対抗する」点では antibiotic と同義に近いが、抗菌石鹸や日用品の成分説明など、医療以外の文脈でも広く使われる。antibiotic は主に処方薬・治療薬を指す文脈に限定されることが多い。 |
| antiseptic | 「腐敗・感染を防ぐ(外用の)消毒薬・殺菌剤」。体内に服用する抗生物質とは異なり、傷口の消毒など体外への局所的な使用が中心。 |
対義語: probiotic(有益な微生物を補うもの)、antiviral(抗ウイルス薬)
6派生語・関連語
-
antibiosis
名詞
拮抗作用(ある生物が別の生物の生育を阻害する関係) -
antibiotic resistance
名詞句
抗生物質耐性(細菌が抗生物質の効果に抵抗する能力を獲得した状態)
7コロケーション
- prescribe an antibiotic(抗生物質を処方する)
- antibiotic resistance(抗生物質耐性)
- take / finish a course of antibiotics(抗生物質を服用する/飲み切る)
8確認テスト
“Farmers are being urged to reduce antibiotic use in livestock to prevent the spread of resistant strains.”
① 抗酸化物質の
② 抗生物質の
③ 抗ウイルス薬の
④ 防腐剤の
② 抗生物質の。antibiotic は形容詞として名詞 use を修飾しており、「細菌の生命活動に対抗する性質の(=抗生物質の)」というコアイメージそのまま。文脈も「耐性菌(resistant strains)の拡散防止」であり、細菌に対抗する薬が話題になっている点で一致する。①の「抗酸化物質」は antioxidant、③の「抗ウイルス薬」は antiviral、④の「防腐剤」は antiseptic や preservative が対応する語。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。