contribution
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
contributionの語源はラテン語のcontribuere(con-「共に」+tribuere「与える・割り当てる」)。コアイメージは「全体の中に自分の一部を持ち込み、それを加える行為・その加えたもの」。お金なら「寄付」、労力や知恵なら「貢献」になる。どちらも「ある大きな目的や集合体に対して、何かを積極的に差し出している」という点で共通している。単なる参加ではなく、全体がより豊かになるように自分の持ち分を投じるというニュアンスが根底にある。だから「彼の寄付」も「彼の貢献」も、どちらも同じ1語contributionで表現できるのだ。
2意味一覧
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名詞
貢献・寄与(労力・知識・時間を差し出すこと)
自分の能力や努力を全体に投じる行為がこの訳に対応する。プロジェクトや社会など「大きな目的」に自分の一部を加えるイメージ。 -
名詞
寄付・拠出金(金銭を差し出すこと)
差し出すものがお金の場合に「寄付・拠出」という訳になる。同じ「差し出し加える」コアイメージが金銭に適用されたもの。 -
名詞
論文・寄稿(雑誌・書籍への記事・論文の提供)
知識・文章という自分の知的な産物を、出版物という「全体」に加える行為。学術的な文脈で見落とされがちな重要な意味。 -
名詞
掛け金・保険料・社会保険料(制度への積み立て)
社会保障制度という共同の仕組みに対して、自分の取り分を定期的に差し出すというコアイメージがそのまま当てはまる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「貢献」を表すときにcontributionではなくcontributionの動詞形contributeを使いたくなる場面で、誤ってcontritubeなどと綴り間違えやすい。また「貢献する」と言いたいとき make a contribution to~ という名詞表現を使うのも自然で頻出だが、動詞 contribute to~ と混同して make a contribute toと言ってしまうのは誤り。
donationとの混同注意。donationは純粋に「与えっぱなし」の慈善的寄付のニュアンスが強いが、contributionは「全体のために差し出す」という相互的・目的達成的な意味合いが強い。税金・保険料にはcontributionが使われ、donationは使われない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| donation | 慈善目的の一方向的な金品の寄付に特化しており、見返りや共同目的への参加というニュアンスがない。contributionよりも「純粋な贈与」感が強い。 |
| input | 会議や議論など特定の場への「意見・情報の投入」に使われることが多く、contributionよりも日常的・口語的なニュアンス。「労力の貢献」には使いにくい。 |
| service | 労働・奉仕という行為そのものを指し、contributionのように「全体に加えるもの」という物質的・成果的なイメージが薄い。 |
対義語: withdrawal(引き出し・撤退)、deduction(差し引き)
6派生語・関連語
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contribute
動詞
貢献する、寄付する、寄稿する(to)
-
contributor
名詞
貢献者、寄付者、寄稿者 -
contributory
形容詞
貢献する、一因となる(contributory factor: 一因)
7コロケーション
- make a contribution to ~(〜に貢献する・寄付する)
- significant / major / valuable contribution(多大な貢献)
- contribution to society(社会への貢献)
8確認テスト
Employees are required to make monthly contributions to the national pension scheme.
① 貢献
② 寄付
③ 積立金・保険料
④ 寄稿
③。national pension scheme(国民年金制度)という共同の仕組みに対して定期的に自分の取り分を差し出すという文脈なので「積立金・掛け金・保険料」が最も自然。「寄付」は慈善的なニュアンスが強く不適切。contributionのコアイメージ「共同の目的に自分の一部を差し出す」が制度的な文脈に適用された例。
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