cheek
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
cheekのコアイメージは「顔の横・側面に位置するもの」。人体では、鼻の両脇から耳にかけての「頬」がその典型。このイメージは身体だけにとどまらず、物体の「側面・横の部分」にも広がる(ドアの側面や機械の横板など)。また英国英語では興味深い意味の広がりがあり、「図々しさ・生意気な態度」という意味でも使われる。これは「頬を前に突き出す」ような横柄な態度からきたとされており、身体の側面というイメージから「相手に面と向かって堂々と押しつける」ニュアンスへと派生したと考えられる。日本語の「面の皮が厚い」という表現と通じる感覚があると覚えると理解しやすい。
2意味一覧
-
名
頬(ほお)
顔の「横・側面」に位置する部分がそのまま「頬」を指す。コアイメージの最も直接的な体現。 -
名
(物の)側面・横の部分
「横・側面」というコアイメージが身体から物体へと拡張された用法。機械や建築部材の「横板・横面」を指す。 -
名
図々しさ・厚かましい態度(主に英国英語)
頬を突き出すような横柄な振る舞いから「面の皮の厚さ=厚かましさ」へと意味が派生。日本語の「面の皮が厚い」と重なるニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
英国英語での「図々しさ・厚かましさ」という意味は日本の教科書にほぼ登場しないが、英国の小説やドラマで頻出。”What a cheek!”(なんて厚かましい!)という表現は覚えておくと役立つ。
cheek(頬)とchin(あご)を混同しやすい。cheekは顔の左右の「横の肉づいた部分」、chinは顔の正面下部の「あご先」。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| face | faceは顔全体を指す広い語。cheekは顔の中の側面(頬)という特定部位に限定される。 |
| jowl | jowlも頬・あごのあたりを指すが、特に垂れ下がったたるんだ肉に使われることが多く、やや否定的・老齢なニュアンスを含む。 |
| audacity | 「図々しさ」の意味での類義語。audacityはより書き言葉的・硬い表現で、cheekは口語的な英国英語特有のくだけた表現。 |
| nerve | 「図々しさ・大胆さ」の意味で近い口語表現。”What a nerve!”はcheekと同様の使い方ができるが、cheekほど英国色は強くない。 |
対義語: modesty(謙虚さ)、timidity(内気さ)
6派生語・関連語
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cheeky
形
図々しい・生意気な(しばしば愛嬌のある生意気さを含む) -
cheekily
副
図々しく・生意気に -
cheekiness
名
図々しさ・生意気さ -
cheekbone
名
頬骨(ほおぼね)
7コロケーション
- kiss someone on the cheek(頬にキスをする)
- rosy cheeks(バラ色の頬)
- turn the other cheek((侮辱・攻撃に対して)もう一方の頬を向ける→寛容に耐える)
8確認テスト
“I can’t believe he had the cheek to show up uninvited and then complain about the food!”
① 彼が招かれずに現れてまで食事に文句を言う「勇気」があるとは信じられない
② 彼が招かれずに現れてまで食事に文句を言う「厚かましさ」があるとは信じられない
③ 彼が招かれずに現れてまで食事に文句を言う「頬の感覚」があるとは信じられない
④ 彼が招かれずに現れてまで食事に文句を言う「側面」があるとは信じられない
②。この文では”had the cheek to do”という構文で「〜するほどの厚かましさがあった」という英国英語的な慣用表現が使われている。cheekの「面の皮の厚さ」から派生した「図々しさ・厚かましさ」の意味がここで使われており、①の「勇気」はaudacityやcourageのニュアンスで別語になる。
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