epoch
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
epochのコアイメージは「歴史の流れの中で、他と明確に区切られた特別な時間の区画」です。ギリシャ語のepokhē(「停止・固定点」)が語源で、時の流れの中に打ち込まれた「杭」のようなイメージです。単なる「時代」ではなく、それ以前と以後をはっきり分けるほどの画期的な意味を帯びています。だから「時代」という訳になるときも、ただ漠然とした期間ではなく「その時代だと一目でわかるほど特徴的な時間の区切り」を指します。また、その区切りをもたらした出来事そのもの(画期的な出来事)を指す用法にも自然につながります。「エポックメイキング(epoch-making)」という表現が日本語にも入っているように、「時代を画する」というニュアンスが核心です。
2意味一覧
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名
(特徴的な)時代・時期
歴史の中で「ここからここまで」とはっきり区切れる、特徴的な性格を持った時間の塊を指す。ただの「時代」より「刻印された特別な時期」というニュアンスが強い。 -
名
画期的な出来事・新時代の幕開けとなる出来事
時代を区切る「杭」となるほどの出来事そのものを指す用法。「それが起きたことで時代が変わった」という転換点のイメージから来ている。 -
名
【地質・天文】世(地質時代の区分単位)
地質学では時間を明確に区切る単位として使われる。氷河時代(glacial epoch)のように、地球史の中で特徴的な特性を持つ期間を指す。見落とされがちだが理系文脈では重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
「era(時代)」「age(時代)」と混同しやすいが、epochは「その時代であることが際立って明確」「前後との断絶・転換」を含意する。単に「昔の時代」を言いたいときはeraやageが自然で、epochは「画期的」「時代を画する」ニュアンスがないと浮いてしまう。
epoch-makingという形容詞(形容詞的複合語)の形でよく使われるが、epochそのものを形容詞として使うことはできない。「an epoch discovery」とは言わず「an epoch-making discovery(画期的な発見)」と表現する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| era | eraは「ある特徴を共有する長い時代」という意味で最も一般的。epochより転換点・断絶のニュアンスは薄く、幅広く使える。 |
| age | ageは「石器時代・宇宙時代」など、ある技術・文化・人物に特徴づけられた時代を指す。epochより口語的でカジュアル。 |
| period | periodは最も中立的で「ある期間」を指すだけ。画期的・特徴的というニュアンスはなく、単純に時間の区切りを示す。 |
| milestone | milestoneは「重要な節目・里程標」で、出来事としての転換点を指す点でepochの第二義に近い。ただし「時代」という長さを持たず、点としての出来事を指す。 |
対義語: ordinary moment、unremarkable period
6派生語・関連語
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epoch-making
形
画期的な、時代を画する -
epochal
形
画期的な、新時代を開く(epoch-makingのやや格式ある表現)
7コロケーション
- a new epoch(新時代)
- mark an epoch(時代を画する・新時代の幕開けとなる)
- the glacial epoch(氷河時代)
8確認テスト
“The discovery of penicillin was an epoch in the history of medicine.”
① 医学の歴史における長い停滞期
② 医学の歴史における画期的な出来事
③ 医学の歴史における平凡な一時期
④ 医学の歴史における暗黒時代
② epochのコアイメージは「時代を前後に分けるほどの際立った区切り」。ここではペニシリンの発見がそれ以前と以後をはっきり分ける「画期的な出来事」であることを表している。「時代」と訳すこともできるが、文脈上「出来事」としての意味がより自然。①③④はいずれもepochが持つ「画期的・転換点」のニュアンスに反する。
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