fight
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
fightのコアイメージは「何かに対して積極的に力や意志をぶつけること」。殴り合いや口論など、相手との物理的・言語的な衝突(戦い・けんか)はもちろん、病気・困難・不正義など「敵対するもの」に向かって立ち向かう行為全般をカバーする。「受け身ではなく能動的に抵抗・対抗する」という点がこの単語の核心で、単なる争いではなく「諦めずに向かっていく」意志のニュアンスが常に含まれる。そのため「病気と闘う」「貧困と戦う」のように、相手が人でなくても使われる。日本語の「戦い」より守りの要素が少なく、前に出る力強さをイメージすると使い分けがしやすい。
2意味一覧
-
名詞
戦い、格闘、けんか
力や意志が直接ぶつかり合う状態そのものを名詞化したもの。物理的な殴り合いから口論まで、双方向の対立場面を指す。 -
動詞
(〜と/〜のために)戦う、闘う、口論する
コアの「力と意志をぶつける」行為を動詞として表現したもの。fight against(〜に対して)、fight for(〜のために)と前置詞で方向を示す。 -
名詞
闘志、戦う意欲・気力
コアイメージにある「諦めずに向かっていく意志」が名詞として独立した用法。She still has a lot of fight in her.(彼女にはまだ十分な闘志がある)のように使われる。 -
動詞
(困難・病気・感情などと)闘う、立ち向かう
相手が物理的な人間でなくても、「積極的に対抗する」コアイメージはそのまま適用され、fight cancer(がんと闘う)やfight the urge(衝動を抑える)のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
fightは「けんか・口論」だけと思いがちだが、「困難や不正と闘う」「理念のために戦う」という意味でも頻繁に使われる。fight against poverty(貧困と闘う)のように、相手が抽象的な概念のときも積極的に使えることを覚えておこう。
fight with〜は「〜と一緒に戦う(味方として)」と「〜とけんかする(対立として)」の両方の意味になりうる。文脈で判断が必要。確実に「対立」を示したいならfight against〜を使うのが無難。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| battle | 組織的・大規模な戦闘や、長期間にわたる困難との戦いに使われることが多い。fightより規模・深刻度が大きい印象。 |
| argue | 言葉での口論・議論に限定される。fightほど感情的・肉体的な激しさのニュアンスはなく、論理的な反論を含む場合にも使える。 |
| struggle | 苦労しながら必死に努力・抵抗するニュアンスが強い。fightが「積極的にぶつかっていく」のに対し、struggleは「もがき苦しみながら抵抗する」感覚。 |
| combat | 主に軍事的・公式な戦闘を指すフォーマルな語。fightより改まった文脈(combat terrorism など)で使われる。 |
対義語: surrender(降伏する)、yield(屈服する)、peace(平和)
6派生語・関連語
-
fighter
名詞
戦士、闘士、戦闘機;諦めない人 -
fighting
名詞・形容詞
戦闘(行為);戦闘用の、闘争的な -
fistfight
名詞
素手の殴り合い
7コロケーション
- put up a fight(抵抗する、粘る)
- fight back(反撃する、(涙・感情を)こらえる)
- pick a fight(けんかを売る、いざこざを起こす)
8確認テスト
“Despite being told his illness was incurable, he never lost his fight.”
① けんか
② 戦闘能力
③ 闘志・生きる気力
④ 口論の機会
③ 闘志・生きる気力。fightには「力と意志をぶつけ合う」コアイメージから転じて「諦めない気力・闘志」という名詞の用法がある。「不治の病と告げられても彼は闘志を失わなかった」という文脈で、①②④はいずれも文意が成立しない。fightを「けんか」の意味だけで覚えていると選べない、コアイメージの理解が試される問題。
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