autonomy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
autonomyはギリシャ語の「autos(自分自身)」+「nomos(法・規則)」に由来する。つまり「自分自身の法によって動く」というのがコアイメージ。外部から押しつけられたルールではなく、自らが定めた規則や意思に従って行動・運営できる状態を指す。国家・地域レベルでは「自治」、個人レベルでは「自律・自主性」、哲学・心理学では「意志の自由」を意味する。いずれも「外からの支配・干渉を受けず、自らの判断で動ける」という核心は変わらない。
2意味一覧
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名
自治(権)、自治体
国家や地域が外部の権力に従うのではなく、自らの法や規則に基づいて統治できる状態。コアイメージ「自分自身の法で動く」がそのまま政治に適用された意味。 -
名
自律(性)、自主性
個人が他者に依存したり支配されたりせず、自らの判断・意志で行動できること。心理学・教育・哲学の文脈で頻出。コアイメージの「法」が個人の内的な意思・道徳観に相当する。 -
名
(組織・機関の)独立性、自主運営権
大学・企業・機関などが上位組織の干渉なしに自らの方針で運営できる状態。「自分自身の法で動く」が組織レベルに適用されたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
「autonomy(自律・自治)」と「independence(独立)」は似ているが異なる。independenceは「他から切り離された独立」という状態を強調するのに対し、autonomyは「自らの法で動ける権限・能力がある」という能動的な自己決定力を強調する。たとえば、完全に独立していない地域や組織でも、一定のautonomyを持つことはある。
日本語では「自治」と訳されることが多いが、個人の「自律性・自主性」という意味もきわめて重要。大学受験・英語長文では教育・心理・哲学文脈でこちらの意味で登場することも多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| independence | 「他から切り離された独立状態」を指し、autonomyより外部との分離・断絶を強調する。autonomyは限定的・部分的な自己決定権にも使えるが、independenceはより完全な独立を含意しやすい。 |
| self-governance | 「自己統治」を直接指し、主に政治・行政の文脈に限定される。autonomyより具体的で、個人の「自律性」には使いにくい。 |
| self-determination | 「自己決定(権)」を意味し、民族・国家が自らの政治的地位を決める権利に用いられることが多い。autonomyよりも「決定する行為・権利」のプロセスに焦点を当てる。 |
対義語: dependence(依存)、subjugation(支配・隷属)、heteronomy(他律)
6派生語・関連語
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autonomous
形
自治の、自律的な、自主的な
-
autonomously
副
自律的に、自主的に -
autonomist
名
自治主義者
7コロケーション
- grant autonomy to ~(〜に自治権を与える)
- personal / individual autonomy(個人の自律性)
- regional / local autonomy(地域自治)
8確認テスト
“Many psychologists argue that fostering autonomy in children leads to greater motivation and well-being.”
① 自治権 ② 自律性 ③ 独立国家 ④ 規則への服従
② 自律性。この文は心理学の文脈で、子どもが「外部の指示に頼らず自分の意思・判断で行動できる力」を育てることの重要性を述べている。政治的な「自治権(①)」や「独立国家(③)」では文脈に合わず、④はautonomyのコアイメージと正反対。autonomyの「自分自身の法で動く」というコアイメージが個人の内的な自主性に適用された典型例。
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