intact
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
intactはラテン語の「in-(否定)+tangere(触れる)」に由来し、文字通り「誰も手を触れていない状態」がコアイメージ。外から何かが加わったり、削られたり、壊されたりすることなく、「元の状態がそのまま保たれている」という感覚が核心にある。「傷のない」と訳されることが多いが、物理的な損傷だけでなく、名誉・信頼・組織・制度などが「損なわれていない・毀損されていない」という抽象的な文脈でも広く使われる。どんな文脈でも「外からの力によって変化させられていない、オリジナルの完全性が守られている」というニュアンスが根底に流れている。
2意味一覧
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形容詞
(物・場所が)傷ついていない、損なわれていない、無事な
物理的なものに「手が加えられていない=壊れていない」というコアイメージが直接当てはまる最も基本的な用法。 -
形容詞
(名誉・信頼・制度・関係などが)損なわれていない、維持されている
抽象的なものに対して「外から傷つけられていない」コアイメージが転用され、「毀損されずそのまま保たれている」という意味になる。 -
形容詞
(全体として)完全な、欠けた部分がない
「何も取り除かれていない=全部揃っている」というコアから、量や構成要素の完全性を表す用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「intact=傷のない」と暗記してしまうと、「評判が intact」「制度が intact」のような抽象的な文脈で訳に詰まりやすい。「何も損なわれていない・そのままの状態」というコアイメージを持てば、どんな文脈でも柔軟に対応できる。
completeやwholeと混同しやすいが、intactは「外から傷つけられなかった結果として完全」という過程・経緯のニュアンスを持つのが特徴。単に量や数が揃っていることを言いたいときはcompleteを使うほうが自然な場合も多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| undamaged | 「損傷を受けていない」という意味で物理的な文脈に限られることが多く、intactが持つ「そのままの完全性が保たれている」という幅広いニュアンスはない。 |
| unharmed | 主に生き物(人・動物)が「無事な・怪我をしていない」という場合に使い、物や抽象的なものには使いにくい。 |
| complete | 「必要なものが全て揃っている・完全な」という意味で、外から何かをされたかどうかという経緯は問わない。intactは「外の力に対して守られてきた完全性」を含意する。 |
| preserved | 「意図的に保存・保護された結果として残っている」というニュアンスがあり、能動的な努力を示唆する。intactは単に「損なわれていない状態」を述べるだけ。 |
対義語: damaged、broken、destroyed、impaired
6派生語・関連語
-
intactness
名詞
損なわれていない状態、完全性(稀な用法)
7コロケーション
- remain intact(そのままの状態を保つ)
- leave … intact(〜を損なわずそのままにしておく)
- arrive intact(無事に到着する)
8確認テスト
The company’s core values remained intact even after the merger.
① 会社の中核的な価値観は合併後も変わらず保たれていた。
② 会社の中核的な価値観は合併後に完全に失われた。
③ 会社の中核的な価値観は合併後に新しく生まれ変わった。
④ 会社の中核的な価値観は合併前から傷ついていた。
①。intactのコアイメージ「外から手が加えられていない=損なわれていない」が抽象的な「価値観」に当てはまっている。合併という大きな変化があっても、中核的な価値観が毀損されずそのまま維持されているという文脈で、「変わらず保たれていた」が最も自然。
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