stimulus
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
stimulusのコアイメージは「外部から働きかけて、内部に反応・変化・動きを起こす引き金」である。ラテン語の「突き棒」に由来し、もともとは家畜を動かすための棒を指していた。そこから転じて、「生物・人・経済などを動かす何らかの外的な働きかけ」全般を指す。生物学・心理学では「刺激」、経済学では「景気刺激策」、日常では「やる気を引き出すもの」と訳されるが、いずれも「静止していたものに働きかけて動かす」という根底のイメージは共通している。単なる「刺激」という訳語に引きずられず、「何かを動かす外的な力」として捉えると、文脈に応じた正確な解釈が可能になる。
2意味一覧
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名詞
刺激(感覚・行動を引き起こす外的な働きかけ)
「引き金」となる外部からの働きかけが、生物の感覚や行動の反応を引き出すイメージ。心理学・生物学文脈で最もよく使われる。 -
名詞
鼓舞するもの・励み・活力を与えるもの
人の意欲や情熱という「動き」を引き出す引き金として機能するイメージ。「あの言葉が自分への刺激になった」のような精神的な働きかけ。 -
名詞
(経済)景気刺激策・振興策
停滞した経済という「静止状態」に外部から働きかけて動かす引き金として使われる。economic stimulus / fiscal stimulusの形で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「刺激」という日本語訳に引きずられて、spicy(辛い)などの「感覚的に強い」というニュアンスで使ってしまう誤り。stimulusはあくまで「反応を引き出す外的働きかけ」であり、辛さや刺激臭とは無関係。
複数形がstimuli(スティミュライ)であることを見落とす。stimuluses も文法的には可だが、学術・正式文脈ではstimuliが一般的。試験でも問われる重要ポイント。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| incentive | 「報酬や利益」を見越して行動を促す動機づけに重点。stimulusより意図的・経済的なニュアンスが強い。 |
| impulse | 内側から湧き上がる「衝動・衝撃」に近く、stimulusのように外部からの働きかけとは限らない。 |
| catalyst | 「触媒」として変化を加速させるものを指す。stimulusが「動かす引き金」なら、catalystは「変化を促進するもの」。化学用語が転じた比喩的用法。 |
| motivation | 「行動しようとする内的な動機・意欲」そのものを指す。stimulusが外部からの働きかけであるのに対し、motivationは内部状態。 |
対義語: inhibitor(抑制するもの)、deterrent(抑止するもの)
6派生語・関連語
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stimulate
動詞
〜を刺激する・活発にする・促進する
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stimulation
名詞
刺激すること・刺激(stimulusが「刺激するもの」なら、stimulationは「刺激する行為・状態」) -
stimulating
形容詞
刺激的な・知的好奇心を引き出すような・活力を与える -
stimulant
名詞・形容詞
(名)興奮剤・覚醒剤・刺激物(形)刺激性の
7コロケーション
- economic stimulus(経済刺激策)
- provide a stimulus to ~(〜に刺激を与える)
- stimulus-response(刺激と反応)
8確認テスト
“The professor’s lecture served as a powerful stimulus for the students to pursue further research.”
① その教授の講義は、学生たちにとって強烈に刺激臭を放つものだった。
② その教授の講義は、学生たちがさらなる研究に取り組む強力な起爆剤となった。
③ その教授の講義は、学生たちを強く抑制するものだった。
④ その教授の講義は、学生たちに強い疲労感を与えた。
② が正解。stimulusのコアイメージは「静止していた対象に働きかけ、動かす引き金」。この文脈では、学生たちの「研究をしようとする動き」を引き出す外的な働きかけとして機能しており、「起爆剤・きっかけ・鼓舞するもの」と訳すのが最も自然。①は「刺激臭」という全く異なる意味の混同、③は反意語的な誤解、④はコアイメージと無関係な誤答。
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