microbe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
microbeはギリシャ語の「mikros(小さい)」+「bios(生命)」から生まれた合成語で、「極めて小さな生命体」がコアイメージです。顕微鏡でしか見えないほど微細な生物全般を指す口語・一般向けの表現で、細菌・ウイルス・菌類・原生生物など幅広い微小生物を包括します。もともと19世紀に一般大衆向けにわかりやすく使われた言葉であるため、学術論文よりも新聞・会話・教育場面でよく登場します。「病原菌」という訳が当てられることがあるのは、微生物が病気の原因として語られる文脈が多いためですが、microbe自体には「悪いもの」というニュアンスはなく、土の中で有益に働くものも含みます。
2意味一覧
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名詞
微生物(細菌・ウイルスなど目に見えない生命体の総称)
「極小の生命体」というコアイメージがそのまま反映された最も基本的な意味。顕微鏡なしには観察できないほど小さな生物すべてを指す。 -
名詞
病原菌・細菌(病気を引き起こす微生物)
日常会話では微生物が「病気の原因」として話題になることが多いため、文脈によってはこの訳が自然になる。ただしこれはコアイメージの一面に過ぎず、すべてのmicrobeが有害というわけではない。 -
名詞
(比喩的に)ごく小さな・取るに足らない存在
「極めて小さい」というコアイメージが人や物に比喩的に転用されることがあり、「ちっぽけな奴」「小物」のようなニュアンスで使われることがある(主に文学・口語)。
3例文
4よくある間違い・注意点
microbeは「病原菌」と訳されることが多いが、コアイメージは「極小の生命体」であり、有益な微生物(発酵菌や土壌菌など)にも使う。文脈なしに「病原菌」と決めつけると誤訳になることがある。
学術的な場面ではmicrobeよりもmicroorganism・bacterium・pathogenなど使い分けが行われる。microbeは一般向けの口語的な語であることを意識しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| microorganism | microbeの学術的・正式な言い換え。定義はほぼ同じだが、論文や教科書ではこちらが好まれる。microbeは一般的・口語的。 |
| bacterium(複数: bacteria) | 微生物の中でも「細菌」という特定のグループだけを指す。microbeより範囲が狭く、ウイルスや真菌は含まない。 |
| germ | 日常会話で最もよく使われるカジュアルな語。「病気の原因となる微小な生き物」というネガティブなニュアンスが強く、microbeより感情的・否定的な含みがある。 |
| pathogen | 「病原体」を意味する専門用語。microbeの中でも特に病気を起こすものだけを指すため、微生物全般を指すmicrobeより意味が限定的。 |
対義語: macroorganism(大型生物)、multicellular organism(多細胞生物)
6派生語・関連語
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microbial
形容詞
微生物の・微生物による(例: microbial infection=微生物による感染) -
microbiology
名詞
微生物学(微生物を研究する学問分野) -
microbiologist
名詞
微生物学者 -
microbiome
名詞
マイクロバイオーム(腸内などに生息する微生物群の総体)
7コロケーション
- harmful microbes(有害な微生物)
- kill microbes(微生物を死滅させる)
- microbe lab / microbiology lab(微生物研究所)
8確認テスト
Scientists discovered that certain microbes living in the human gut can improve mental health.
①病原菌 ②ウイルス ③微生物 ④寄生虫
③微生物。microbeのコアイメージは「極小の生命体」であり、この文では腸内で精神的健康に良い働きをする存在として登場している。harmful(有害な)などの語がなく、むしろ有益な働きが述べられているため、「病原菌」①や「ウイルス」②では文意に合わない。microbeは有益・有害を問わず使える中立的な語であり、ここでは「微生物」が最も正確かつ自然な訳となる。
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